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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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名残のイ○○○○○ザ

 ほうら、やっぱりね。
 これだから春は好きになれないのだ。

 月曜朝、ちょっと喉が痛いなあと思ったら熱があった。
 子どもが生まれてから、寝込んだ記憶もあまりないので、5年ぶりくらいだろうか。そのせいか、たった7度台だと言うのに、腰が割れそうに痛くてつらい。
 一族でお世話になっている近所のかかりつけ医へ。
 「ま、風邪だろ」と風邪薬を出してもらってから出社し、この日はなんとか業務終了。

 子どもにうつしてはいけないと、息子と夫は二人で寝室に。私は一人、居間に布団を敷いて寝る。
 まあ、一晩寝ればよくなるだろう。そう思ったのに、寝られるどころか、一晩中、カラダの節々が痛くてうなされる。朝起きたら39度まで上がっていた。
 いまどきの風邪はしつこいのね。
 久々の発熱者は謙虚に現実を受け入れ、夫と息子を送り出した後、一日家でごろごろ…。
 午後になると熱も7度台に下がり、食事の支度や後片付けにも支障なし。
 これで終わりかもしれないけど、まあ念のため、今夜も私は居間で寝よう。
 明日起きれば、今度こそスッキリ!そう思ったのに、明日起きれば、どころか、カラダ中が痛くて一睡もできない。夜が明けて熱を計ったら、またもや39度近かった。

 なんなんだよ、このジェットコースターのような熱の上がり下がりは。
 しかも、朝に下がった熱が、夜になって再び上がるのはわかるけど、なんで逆なの?
 ダンナ・子どもが帰ってくる頃は、しゃきしゃきと食事の支度なんぞしているもんだから、誰も身を心配してくれやしないけど、みんなが出払った後、ひとりで高熱にうなされる。
 そんなパターンを二日くりかえし、水曜のお昼前、ようやく高熱を自力で克服したあとで、念のため、再び医者に行ってみると…
 「えっ。あれからそんなに熱でたの!?もう2週間もひとりも発病者がいないから、今年はもう終息したと思ったんだけど、もしかしたら…」
 そういわれて検査をしたら、なななんと
 インフルエンザ、だった。

 ええー、うそでしょー!
 予防接種してたのに、どうして?
 確かに息子は、毎年予防接種してるのに、毎年インフルエンザをもらってくるけどさ、でも私はその息子を看病してたって、うつされたことはないよ。なのに、どうして?
 しかも世の中、サクラも散って、花粉もひと段落してるってのにさ、この期に及んでインフルエンザなんて聞いたことない。いや、この期に及ばなくたって、今年は保育園でもインフルエンザはほとんど流行らなかった。それなのに、ああ、どうして…?!

 感染したとされる週末は、土曜も日曜も、家族で同じ場所に行き、同じことをし、同じものを食べていたのに、ああんもうっ、どうしてっ…?!
 私が単独で行動していたことといえば、日曜に恵比寿三越の地下で私ひとりがレジに並んでいたこととか、一度見たシャツがやっぱりどうしても買いたくなったから彼らにたいやきを食べさせておいて一人だけ店に舞い戻ったとか、そんなことしか思いつかない。
 じゃ、あのレジのおばちゃんや、シャツ屋のお姉さんがインフルエンザ持ちだったのか?
 とりとめもなくそんなことを考えてしまう。
 それとも、もしや、土曜の東京駅か?
 イタリアから来日中の友人家族が、伊東温泉から戻ってくるのをひとりで迎えに行ったとき、新入学シーズンのせいか、駅の地下は多種多様な人種でごったがえしていて異様にホコリっぽかったのを思い出した。しかし、このご夫婦も、11ヶ月のロレンツォくんも、ぴんぴんしたまま無事にイタリアに帰国した。
 ああ、ではいったい、どうしてよっ!?

 もういい。病原菌を突き詰めたところで、インフルエンザが帳消しになるわけではない。
 そして私の矛先は、別の人間に向けられる。
 せ、せんせいっ。
 どうせなら月曜に検査して欲しかったよ。

 折りしも、私から一日遅れで、夫が「おれも、喉が痛い」と言い出していたものの、その時点での私は、まだ「ただの風邪」だったわけで、夫のそれも「ただの風邪がうつっただけ」だったのだが、今日になって熱が上がり始めた。

 というわけで、夫もめでたく、本日、インフルエンザA型、陽性反応検出。
 そして、私の「ただの風邪(途中からはインフルエンザ)」がうつるのを避けるべく、この夫と添い寝し続けていた息子も、昨夜から微熱。
 先生いわく「もう検査しなくても、絶対そうだよ。『検査したらインフルエンザでした』って、保育園には電話して」
 ということで、こちらもめでたく、本日、インフルエンザA型、認定。
 夫と息子は、感染者同士、今日は密な時間を過ごすことになる。

 「先生を、逆恨みするわけじゃないけどさ…」
 そんな言葉が、思わず私の口をつく。
 「月曜の時点で、私がインフルエンザだってわかってたら、夫への感染も防げたよね」
 「でも、7度やそこらで、インフルエンザの疑いなんて、もてないよ。よっぽどカラダの節々が痛いなら別だけど」
 「あたし、腰が割れそうに痛いって、言ったじゃん。あのとき」
 「……そっか、言ってたね。ごめん」

 開業以来、一族で、もう20年近くお世話になってるし、いつもわがまま聞いてもらってるし、友達みたいになんでも相談に乗ってくれるし、まあ、今回は目を瞑るけどさ、やっぱ、どう考えても、今回は初動ミスだよね。
 と、先生のせいにして気持ちの整理をつけるとしよう。

 しかし、名残のインフルエンザなんかに、予防接種済みの家族3人が次々にやられるなんて、誠に不本意。
 さすがに、夫、息子とたどるにつれ、熱もほとんど出ない軽い症状だけど、その根源が、私自身であることも、誠に不本意。
 考えてみたら、息子はたとえ水疱瘡になろうと、おたふくになろうと、私にうつしたことなど一度足りとてないというのに、その息子に、母はインフルエンザを移してしまった。これもまた、誠に不本意。

 と、いいつつ、今日からやっと、病人同士、もとい、家族3人そろって、寝室で熟睡できるのかと思うと、心底嬉しかったりして。


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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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