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さようなら、栗シーズン。

07.10.31栗のセミフレッド


ああ、今年の栗も、そろそろおしまい。
この時期、私に心は、まるでひゅるひゅる~と木枯らしが舞うような空虚感に包まれる。

そんな中、この週末はいつものイタリア仲間たちが集う料理教室の日だった。
栗もマツタケも盛りを過ぎてしまい、レシピづくりにも今ひとつ気乗りしなかった矢先、
一年ぶりに参加してくださる小児外科医のH先生が、栗好きであることを知る。
おお!では、なんとしても栗のメニューを一品作ろうではないか。
がぜんモチベーションが上がる。

なにしろ栗好きというのは、同じ栗好きの人を放っておけない。
野球でいえば「え?!君もドラゴンズファン?!いやー、俺もなんだよ」で終わってしまうであろうところ、
栗ファンときたら「え?!あなたも栗好きなの?!ね、どこそこのモンブラン知ってる?」と互いの向上、発展に余念がない。
「栗」というホックリとした悦楽の実りに対し、敬愛する心を同じくする、同志なのだ。
なんて思うのは、ひとりよがりだろうか。

そんなわけで今回は、締めのドルチェは、
名残の栗を贅沢に使った「栗のセミフレッド」。
7名も集まってくださったので、前回に引き続き、ひたすら栗をむく作業をみなさんに図々しくお任せ。
栗の実を裏ごしたものと、黄身と卵をよく泡立てたものと、メレンゲと、そして八分だてにした生クリームをあわせると、これだけでも、モンブランの上に載ってるペーストみたいなおいしさ。あとはこれを冷凍庫で、適度に冷やし固めればいいだけ。

セミフレッドの名前を紐解くと、セミは「半分」、フレッドは「冷たい」。
つまり、半分だけ凍ったドルチェ、カチンコチンに凍らせない冷菓子。
グラッパで風味をつけたり、チョコレート味にしたりと、いろいろ応用が利くけれど、
栗で作ったのは、5~6シーズンぶりかもしれない。
砂糖で煮ておいた栗片とチョコレートクリームをトッピング。
んー、けっこうイケルなー。と我ながら改めて栗の偉大さを実感。毎年のメニューに復活させてもいいかもしれない。

ところで、
今回の料理教室には、イタリア男、ルカも途中からゲスト出演。
仲間の一人、Yさんの元イタリア語の先生だったというルカは、在日13年のエンジニア。
インテリ、独身、30歳台後半以上、そしてイタリア人と、4拍子そろっていることから
かねてから、この集いへのオファーを出していたのだが、この日、やっと実現。
テーブルは一気に盛り上がっている様子。

 きゃー、なんだか合コンみたーい。
 女が5でしょ、で、男が一人、二人、三人でしょ、
 (しかし、小児外科医のH先生も、もう一人のO氏も
  もちろん妻帯者…)
 いいの、いいの、この際、いいのよー。えっと男があと二人いれば…
 あーっ、いたーっ! リッツのマリート(夫)に、Mくんで、ちょうど5 人だわ!
 きゃー、フィーリングカップル5対5だわー。
 (うわ、なつかしすぎるー)

40代以上限定のこの仲間の集い、不思議なことに一番パワーに満ちている。
毎回、いろんな出会いや展開やニュースをお土産に持ってきてくれる皆さんに、感謝。
何より、私がいちばん、パワーをもらっている。
栗のセミフレッドで栗に別れを告げると同時に、なんだか幸せな気分で、晩秋を迎えることができそうだ。

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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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