2020
Apr
26
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【料理リレー】のバトンが回ってきました。〜ほったらかし肉料理「ピエモンテ風 豚肉の蒸し煮」〜

今度は光栄にも「料理リレー」なるものにお声かけ頂き、バトンを拝受しました。すでに自身で配信している「お母さん応援企画」と、モロかぶりですが...。まあ、より多くの方のお台所仕事を応援できるならということで。
どうぞお役たてください。
【料理リレー】
〜ほったらかし肉料理「ピエモンテ風 豚肉の蒸し煮」〜
料理家の脇雅世先生が発起人となって4月初めから始まった「料理リレー」。“家にある材料で、簡単に作れる料理”を料理家やシェフがリレー形式でレシピ紹介していくという試みに、広島でこども食堂「夕焼けぽっぽ食堂」を主催する ハツヤ レイコ (Reiko Hatsuya)さんより私もバトンを頂戴しました。
個人的にもすでにレシピ配信活動を行っていますが、より多くの方のお役に立てるならと有難くバトンを受け取りました。今回は脇先生のご趣旨に沿って、料理自慢ではなくむしろ手抜き自慢。私のイタリア料理活動史上最強(笑)の、鍋ひとつで、しかもガスコンロの上に放置しておけば勝手に出来上がってしまう肉料理をご紹介します。レシピにするのもおこがましいほどですが、ピエモンテ州の小さな村のリストランテで21年前に修行していたときに習った(盗んだ?)郷土料理をアレンジしたもの。身近にある野菜の力で、肉ってこんなに美味しくなるんだと実感していただけるはずです。
「ピエモンテ風 豚肉の蒸し煮」
(材料5~6人分)
豚肩ロース(シチュー用などの部位)1kg・
タマネギ 1個
セロリ1本
ニンジン 1本
オリーブオイル 60〜70ml
塩 10g(好みで調整)
粒黒コショウ 10粒前後
クローブ 10個前後
ローズマリー2~3枝・
シナモンパウダー パッパッと4〜5振り

(作り方)
(1)タマネギ、セロリ、ニンジンはみじん切りに。肉は大きめの一口大に切る。
(2)鍋に全ての材料を入れ、まんべんなく肉に馴染ませるようによく和える。
(3)蓋をしたまま火にかけ、最初から最後まで弱火で1時間半〜2時間ほど(肉がホワホワに柔らかくなるまで)蒸し煮するように火を通す。

※最初から最後までずーっと弱火がポイントです。
※鍋はできればル・クルーゼのような厚手のものを。圧力鍋でもできると思いますが、文明の利器が不得手なため試したことがありません。
→次は、京都の「リストランテ美郷」毛利シェフへ。
地域の子供達を日々おふくろの味と心で支えている広島のハツヤレイコさんからいただいたバトン、私からは京都の「リストランテ美郷」の毛利亮シェフにお渡しさせていただきます。私の無骨なイタリア料理活動を当初からずっと見守ってくださっている毛利さんは、料理の、そして人生の頼れる先輩。毛利さんのお料理はいつも、料理とは作る人の生き方そのものであることを改めて気づかせてくれます。
料理人同士のバトンのみならず、レシピを見て再現してくださる方にもバトンが渡されていくようで、まさに離れていても繋がっていることを感じます。素敵な輪に参加させていただきましたことを感謝しつつ、1日も早く世界に穏やかな日常が戻ることを祈ります。
山中律子 @マンマの台所 Ristorante Ritz
以下、脇雅世先生のメッセージ。
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世界中が危機感に溢れている毎日です。外出自粛でお家で過ごす時間が長くなりました。こんな時に皆さんと料理でつながることができたらと思い[料理リレー]を試みたいと思います。いつもお家にある材料で簡単に作れるお料理を紹介いたします。わざわざ買い物に出なくて済む料理作りのヒントになれば幸いです。次の料理の友人に思いをこめてバトンをつなぎます。料理を生業とする私たちからご覧いただいた皆さまがハッピーになることを願って。
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