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子供たち&バーバを連れて、二泊三日の初秋の旅へ。


子供たちとバーバ連れて、二泊三日の旅へ。
朝一の東海道新幹線に飛び乗り、岡山下車。そしてまた乗り換えて小さな駅に降りたち、ゴロゴロと荷物を引きずりながら…、来ました!まずはいきなりデニムの聖地、児島。
デニムストリートもいいけれど、やっぱり噂に聞いたキャピタルがいい。
息子が気に入ったいい感じの古着風デニム、中学生にはあり得ない値段だけど、ためしに試着室に乱入してはいてみたら、あらいやだ私にもぴったり。しかも似合うじゃないの。仕方ない、買ってやるか。

年寄り、子供の旅は無理しないのが禁物。といいつつ、限られら時間でできるだけ堪能したいという欲張りな気持ちは全員変わらず。午前中でデニムめぐりを切り上げすと、背に腹は変えられぬということで、なななんとタクシーで倉敷へ。
お友達にすすめてもらった宿は江戸時代中期の建物。中庭の松も樹齢400余年だそうな。部屋の窓からは忍びが入ってきそう。昔の人って小さかったんだなと痛感する幅の狭い廊下。隣の部屋からお侍さんが出てきてもおかしくないくらい。倉敷一、古い宿なのに宿の人も気さくで親切で居心地がいい。
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シルバーウィークの最終日ということもあり、昼間の倉敷はうんざりするほどの人混みで、ここは清里か?ってくらいでお店めぐりもお茶ひとつするにも、なんだか人疲れしてしまったけれど、夜は一転してひっそりと静か。明日は平日、しかも歴史地区の中に宿を取っている人も限られているということだろう。これまた同心と岡っぴきが橋の向こうから走って来そうでいい感じ。
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二日目。
午前中はすっかり人が引いた静かな雨の倉敷で、実は密かに大好きな「民藝」めぐり。
倉敷民芸館は、東京の民芸館についで有名な美術館。建物すべてがザ・民芸。こういう空間、床、壁までも大好き。この美術館に、まんま住みたい。
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大原美術館も、「私は行ったことあるからいいわ」という母に子供達を預け、美術館に隣接したレトロな喫茶店でお茶してもらっておいて、その隙にひとりでさっと民芸コーナーだけ見て回る。
さて、今日もお昼を待たずして慌ただしく倉敷を後にし、ここからは予約していたレンタカーで内陸を目指す。その目的は二箇所の城巡り。
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まずは軍師官兵衛策の水攻めで落ちた清水宗治の備中高松城跡へ。
ん?城跡はどこ?ってくらい、一面の田んぼ。その一角に水攻めのときの築堤の端っこが残ってるだけ。でも小さな資料館があって地元のおじさんとおばさんが丁寧に説明してくれた。
そしてよく見てまわると墓や首塚などがあって、だんだん思いを馳せずにはいられない空気になってくるから不思議だ。
つづいて、今日のヤマ場である備中松山城へ。
高梁の小さな城下町を走り抜け、標示に沿って山道を登っていくとほどなく松山城の駐車場に着。しかし、ここで終わりではなかった。
乗用車はここで乗り捨て、巡回バスに乗り換えて、さらにバスを降りてから数十分は歩かないといけないらしい。
どうしよう、83歳の母、しかも膝が悪い。でもせっかくここまで来たのに、しかも今回の旅の中で、若い頃ツアー旅行しまくった母が訪れていないレアな城はぜひとも見せてやりたい気もする。それにここで置いていっても小さな売店のおじちゃんと二人きり、ええい、連れて行ってしまえ!
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午前中の雨はあがっていたものの、濡れた山道は、土はぬかるむし、石の上は滑るし。兄と協力しながら、足元のおぼつかない母の手を引き、足が痛いと文句言い出す5歳児を抱きかかえ、一歩、一歩。転ばないように、滑らないように、一段、一段。もお~私が倒れたら一家全員終わり、ってくらいの緊張感で鬱蒼とした山の中をひたすら登ること小一時間。すーっと光が差し込んだと思ったら、目の前に天守が。ああ、着いた。
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朝からスケジュールこなしてここまで来たけど、とっくにお昼を回っている。「この先、お城にいっても売店もないよ」といっていた駐車場の売店のおじちゃんに言われるがままに買ったいなりずしを4人でむさぼるように食べる。83歳と5歳連れて、ああ、なぜに体育会系な私たち。
しかし、さすがに達成感がある。あまりに山の上すぎて、眺めがいいというほど下界も見えない。観光客もまばらで、風の音しか聞こえないけれど、なにより、この空気感は文字通りの「天空」だ。次元の違う世界に来てしまったという高揚感は何ものにも変えがたい。
しかし、現存12天守を制覇したい人は、日本一高いところにある備中松山城は一歳でも若いうちに来ることを切にお薦めする。安土城、津和野城、いろいろ登ったけど、いやあ、これほど想像を絶する山城は初めて。こんなとこに城つくった人も尋常じゃないが、これを維持してる自治体もすごい。売店もトイレもないけど許す。てか、それがまたよい。天守の入り口で売っている唯一のグッズである「登城手形」なる小さなキーホルダーも当然買うでしょう。
下の山道も、気を抜かず一歩一歩慎重に。こんなさりげない看板が、ますます「ああ、登ってよかった」という気にさせてくれる。
しかし、昔の家臣たちは、さぞ大変だったことだろうよ。
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下山の途中で、パラパラとまた雨が降ってきた。駐車場から下山客を迎えに来るバスを待つ頃にはざんざんぶりの大雨。あと10分遅かったらずぶ濡れだった。これまたラッキーだったのかもしれない。
さあ、今日のやるべきことはやりきった。あとはお宿に行くだけだ。
せっかくレンタカーだし、ここは日本だし、旅では必ず温泉宿に泊まることにしている。
二日目の宿は、備中松山城から、明日の目的地までをつなぐちょうど中間地点に位置する美作の湯郷温泉。秘湯というより、いわゆる開けた田舎町だけど、なんと1200年もの歴史があるらしい。そして、湯郷と書いて「ゆのごう」と読むんだって。ふーん。どっかで聞いたことあるな。と思ったら、女子サッカー宮間あやがいる湯郷ベルの本拠地だった。
それと時間なくて行かれなかったけどそういや美作は宮本武蔵ゆかりの地で墓もあった。
それと知らなかったけど高級松茸の産地だった。お湯もよかったが思いがけなくこの松茸尽くしが素晴らしかったのだ。この先10年間松茸食べられなくても絶対に文句言いません。
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3日目
いよいよ今日は最終日。チェックアウトしてからまず向かったのは、すぐそばの道の駅。
宿の人に「松茸は道端で売ってるのは絶対に買ってはいけませんよ。あれはまがい物。地元のちゃんとした松茸をお求めになるなら、すぐそこのJAと隣接している道の駅が確かです」と教わった昨夜から、真っ先に行くと決めていた。
近所の人だけでなく、買い出しに来る近県の人で毎朝賑わうんだとか。お買い物にあきてしまったNと一緒に外のベンチに座っていたら、近所のおじさんが歩み寄ってきて一方的にたくさんしゃべってくれた。
今回の旅、感動したのは実は松茸だけではない。どこにいっても、ご飯が、そう、白い飯がうまい。それは母も息子たちも激しく痛感していたようで、母はお米までお土産にと手を出している。「送ればいいわよ」だとか。なるほど、それならばと、私も棚に並んだ地元の栗を買ってみることに。
後日届いたこの栗も、食べてみたらとっても甘くておいしい。粒こそ小さいけれど味が濃いのだ。
ピオーネのような葡萄くらいしかちやほやされない岡山の農産物だけど、ブランド米とまではいかない地元産の米が、ブランド栗とまではいかない地元の農家の栗が、本当にうまい。全国に出荷されずに地元で消費されるこうした農産物の、さりげないレベルの高さに驚愕だ。
ところで、今回なぜ岡山だったの?という一部の方からのご質問の件。それは最終日の今日、これから向かう行き先に答えがある。
木、金と長男の学校が文化祭の代休につき、平日休みというまたとないチャンスにこそ訪れてみたいところへ行こうということになった。普通はTDRかUSJなんだろうけど、うちはここ。

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で、そこにお隣り岡山県のかねてより行きたかったところを線で結んだらこういう旅になりましたとさ。というわけ。
噂に聞いていた、入園規制もなく、それどころか待ち時間はなんと「0」分。イエーイ!
ついに、国宝の城、全制覇達成。
姫路城のような派手な城のタイプは、実は私や息子の好みの範疇ではなかったため、なんと、私たちにとってここが最後の国宝の城であったのだが、
息子曰く「やっぱりあなどれないな。姫路城」だそう。
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というわけで、父さんと爺さんを置いていく旅、今回も無事(でない部分もあったけど^_^;)終了。
おまけ。
さて、無事でない部分というのは何かといいますと…
初日の夜の倉敷散策の際に、ふっと触った次男Nのおでこが、あ、あつい!
本人至って元気だし、食欲もあるし、普段となんら変わらないので一晩寝れば治るかと期待したけど、明け方になってももやっぱり熱い。
夜の明けきらないうちから宿の仲居さんが親身になってくださり、「一般の診察が始まる前の救急外来のうちに行った方がいいですよ!」とのアドヴァイスに従い「全国の病院ランキングでも必ずランクインする病院なんです!」と勧めていただいた倉敷中央病院へ。
歴史を感じる旧館と、最新設備の新館の、ひときわ立派な建物。事務員も当直の先生もしっかりしていて、感心してしまう。
さて、結局、ただの風邪としか今のところ判断しようがないということで、旅を続けることに。
熱のせいか「足が痛い、痛い」とぴょこたん、ぴょこたんとひきずって歩くのをのぞけば、よくしゃべるし、笑うし、はしゃぐし、至って元気。山城の山道をビッコ引きながら登るのは見るからに不憫でほとんど抱っこしてやることになったおかげで、むしろ私の方がグロッキーなくらい。
さて、もう一晩寝れば熱も下がるだろうと思ったものの、最終日の朝はさらに熱が上がる。で、またまた宿の人に教えてもらった、今度は地元密着型のファニリークリニックへ朝いちばんで。総合病院とは正反対のお年寄りから子供までが通う地域の診療所だけど、これまた医師が2人体制で役割分担、診察や指導も的確で、もちろん受付の感じも至極よろしく、これまた感心してしまう。
結局、Nの熱は東京に帰った翌朝に下がることになるのだが、岡山県の地域医療の高さを、妙に実感してしまった旅でもあった。
これだけ旅をしていると、大事に至ることはなくても、旅先で子供達が病院のお世話になるというケースは全くないわけではない。
その中でも、考えてみると数年前に広島を旅した際も、Nは救急病院のお世話になる事態となったのだが、このときも広島の医療体制に東京にはない充実度を見た記憶がある。
これは中国地方特有の傾向なのだろうか。ううむ。おそるべし、中国地方。
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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