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年の瀬に今更ふりかえる今年後半のこと③女こどもの旅、パワーUPして秋田・青森へ。

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伯母が亡くなった翌週に予定していた東北旅行を「中止する必要なんてないわよ」と決行宣言したのは、一緒に旅行することになっていたうちの母だった。実の姉を失い、自分が生まれ育った家庭という意味での家族をついぞ全員亡くしたことになることを思えば、ひとりだけ取り残された孤独感は人一倍だろうと思うのに、「元気な限りお姉さんの分まで出歩かなくちゃ」と断言。そんな母のちょっと無理のある前向きな姿勢を尊重すべく、予定取り決行することにした。

8月半ば、Mの夏期講習の合間を縫って組んだ3泊4日のスケジュール。仕事が休めないという夫にはもはや期待せず、またも母子旅行になりかけたところ、息子が大学生になり手が離れた姉が「私も行くわ」と、つづいて母が「そういうことなら私だって」と手を挙げてくれた。
行き先は、ずっと前から「秋田」を絡めた東北と決めていたその理由は後で詳しく触れるとして、鉄道、温泉、歴史という日本の旅に不可欠な3要素は、たとえ旦那がいなかろうが当然おさえるべし。81歳の母の同行は子供がもうひとり増えた感覚に近いが、姉という強力な戦力増員のおかげでますますパワーUPした女こどもの旅、出発。
まずは朝6時半発のスーパーこまち。これは必須項目。寝坊してすっぴんのまま家を出ることになった母が、目黒駅でMが引くキャリーバッグにつまずいて転ぶというヒヤリとするアクシデントがあったものの、これまた81歳とは思えない、「くるりん」という言葉がぴったりの、回転レシーブのごとき見事な受け身で擦り傷ひとつ作らずに済み一安心。これで早くも厄落としができたに違いない。

と思っていたのに、またも事件です。早めについた東京駅で弁当も買い、連結部も記念撮影済ませ、早々に乗り込んで座席に行ってみると、いきなり前の座席のおやじが振り返り「うるさくさせんなよ」と私を睨みつける。な、なにっ!?てか、うちの子まだなにもしゃべってないんですけど。無茶苦茶腹が立ち、咄嗟にNを抱いたままホームを突っ走り車掌室へと駆け込み直訴。あいにくほとんど満席で5人まとまって他の場所へは移動するのも無理とのこと。「ならば私からその方に他の席に移動したらどうかと薦めてみましょう。でもたいていそういう方って『なんで俺のほうが移動しないといけないんだ』って言うと思いますけどね…」という車掌さんの予想通り、まんま同じセリフで「なんで俺が動かないといけねえんだ」と、低調に頭を下げる車掌さんにすらつらくあたるほど。「だいたいな、キーキー言うガキは親の教育がなってないんだ」だと。その言葉、キーキー言ってるあんたにそのままお返しするぜ。と心の中で叫びつつ、キャンセルが出た二席を「何かあったらこの席使ってください。秋田までキープしておきますから」と用意してくれた優しい車掌さんに免じてぐっとこらえて席に座る。
幸いNも半分は寝ていたし、起きてからも子供らしくはしゃぎ声を出してはいたけど、でもいつしかそんなおやじの事も(目の前に座ってるのに)すっかり忘れて心から鉄旅を楽しんでいる私たちであった。
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仙台駅で、それまで一緒に走って来たはやぶさと切り離され、名実ともに「秋田新幹線」となって西に進路を変えると、風景が一転。そうか、秋田新幹線は在来線の線路の上を走る特別な新幹線なのであった。味気ない高架の上ではなく、深い緑の森の中をするすると走り抜けて行く臨場感を新幹線で味わえるのはまさに秋田新幹線だけだ。途中、先週の台風でなぎ倒された木々が散乱する河川敷や土砂崩れ現場などをも目の当たりしながら、またそうした災害の影響でところどころ速度を落としながら、30分遅れで田沢湖駅に到着。

田沢湖駅では、秋田県横手市在住のF子さんとご主人様が待ち構えていてくださった。もともと生まれも育ちも東京なのに秋田へ嫁いだF子さんとはかれこれ10年近いおつきあい。著書を読んでくださったことがきっかけで、以来帰省の際に拙宅にお仲間といらしてくださったり、知れば知るほど意外な接点があったりで、気がついたら親しいおつきあいをさせていただくように。離れていてもいつも遠くから私と息子たちを見守っていてくださる、なんだか親戚のお姉さんのような方だと図々しく思っている。
今回はこちらも日程がピンポイントだったこともあり、F子さんとは最初の一日しかご一緒できないのだけど、この日はご主人まで仕事をお休みして秋田を一日案内してくださるというお申し出に、おもいっきり甘えさせていただくことになったのだ。とっても素敵なご主人様が運転するエスティマに、どっかり座り込んで、まるで貸し切りワンボックスタクシーに乗り込むおばさんグループのような厚かましさ…。

まずは、私のわがままをかなえてくださるべく、一気に北上して秘湯・乳頭温泉「鶴の湯」へ。
山道を上り詰めると急に視界が開けて大きな駐車場が。しかもほとんど満車というにぎわい。乳頭温泉に数件ある中でもこの「鶴の湯」が最も有名とあって宿泊予約は数ヶ月先までいっぱいと聞く。せめてそのお湯にだけでも浸かってみたいと思うのは私たちだけではないのだろう。立寄り湯のお客さんであふれていた。
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山奥とは思えないほどじりじりと指すような日差しの下、門をくぐって敷地の中に入ると、そのまま「江戸村」にでもなりそうなほど風情がある。川沿いに点在する露天風呂、まるで眺めてくださいと言わんばかりの男湯のすぐ横を通らないと女湯には行かれない。江戸時代の人も炎天下の中、山道をせっせと上り、こうしてすっぽんぽんになって極楽のひとときを過ごしていたのかな、なんて。
さて、女こどもの旅においては、どさくさに紛れて小5男子も一緒くたに女湯へ。白濁した湯は、ちょっと浸けた手先すらもう見えないほど。お風呂好きなはずのNも様子が違うのがこわいのか湯船の縁に座ったまま。無理矢理入れようとするとイヤだーっと泣きっ面。
「大丈夫だよ。入ってごらんよ、きもちいいよ」と、たぶん言ったのだと思うが、色白できれいばおばあちゃんが優しく話しかけて来た。「いぐつ~?」と歳を聞かれたのははっきりわかったが、いろいろしゃべってくれるのだけど、これまた推測で同じ歳くらいのお孫さんがいること以外は、何をいっているのか全くわからない。でもその響きはすごーく滑らかでここちよくて、ちんぷんかんぷんだけどずっと聞いていたくて、つい聞き返すこともしないまま、聞き入ってしまった。
お風呂から上がると冷えたスイカと、凍らせたリンゴジュースが待っていた。F子さんがクーラーボックス持参で用意してくださっていたのだ。かたじけない。
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「おい、もうこんな時間だぞ。そろそろ次行こう」とご主人さまがF子さんにささやく。81のうちの母を気遣いながらも、タイムスケジュールまでもしっかり管理してくださるご主人様にも脱帽。

山を降りて行くと目の前に雄大な田沢湖が。そのまま田沢湖までおりてぐるりと一周することに。
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御座石神社でお参りしたあと、かの有名な「たつこ像」へ。エサを投げる前から察知してどわ~と集まってくる魚はウグイとか。目の前に群がる魚たちに子供たち大興奮でここでも大幅に時間を費やしてしまい、「おーい…、そろそろ」と、それまで言いにくそうにしていたご主人様からさすがに招集がかかる。はいはい、いきま~す!

お昼は地元の方だからこそ知る、湖畔の店へ。ここはきりたんぽとはまた違う「味噌たんぽ」発祥の店とか。イワナも生簀で飼っていて、注文した後に釣って捌いて炭火で焼いてくれる。
おいしい!なんというか温泉宿でよく出てくるようなイワナと全然違う!
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デザートは、あちこちで見かける道端の屋台、噂の「ババヘラアイス」を初体験。「ババ(婆)」が「ヘラ」で盛りつけるから「ババヘラ」、でも赤いアイスと白いアイスを薔薇の花びらのようにきれいに盛りつけていくのは職人技。どこか懐かしい味に気持ちがほっこりする。
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その後は田沢湖を後にして一路、角館へ。
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400年前の武家屋敷の町は、歴児Mが、そして私と姉も今回の旅で最も楽しみにしていた場所のひとつ。時刻はすでに4時。時間もないので公開している6~7軒の中からまずは一番大きな青柳家へ。
もともと芦名氏譜代の武家、断絶後佐竹家に使えた武家。とにかく庭が広くて、主屋はもちろん、武器倉、米倉…と点在している建物の中は、展示室や資料館、売店などになっている。その中の秋田郷土館なるスペースではからずも自分の好きな世界に遭遇したM。展示品のひとつひとつを写真におさめていたらあっという間に時間が過ぎる。
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さて、ここでついに母も疲れを見せ始めた。家族の中で唯一角館におばさんツアーで来たことがあるからそんなに執着もなさそう。というわけでF子さんに、Nだけでなく母の子守り(婆守り?)までも図々しくお願いして、この後はMと姉、私の3人で身軽に回ることに。
ほとんどの武家屋敷の開館時間はあと30分、急いで隣の石黒家へ駆け込む。
こちらは佐竹家に仕えていた中で最も高い家柄。というからもっと派手な雰囲気を想像していたけど、屋敷の中は青柳家とまるで正反対でこじんまりとしていて質素。それでも、築200年の主屋ではおばさんたちやおじさんたちが観光客数人ごとに丁寧に説明をしてくれるてわかりやすい。後で知ったけど、それも未だに末裔家族が実際にここに住み、サービスに努めているのだとか。なんだか良心的だ。よく見ると、小さいながらも正玄関の横に脇玄関があって、由緒正しき造りをあちこちに感じることができる。
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鴨居の木目は亀が泳ぐ水の波紋を表現しているとか。いや木目を波紋に見立てて亀を施したといった方が正しいか。その鴨居をすり抜けた西日が陰になって、こうして亀が泳ぐ姿が壁に映し出されるという仕組みは感動的。自然を愛で、自然と住む。見た目は質素だけど、遊び心とゆとりに満ちている、そんな200年前の家が無性にうらやましくなってきた。
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玄関口に貼ってあった角館の古地図にMと見入っていたら、おじさんが歩み寄って来て丁寧に説明してくれた。佐竹公のお屋敷があったところがここで、ここは今は誰々の手に渡って…みたいな話まで。あ、そうか、秋田県知事の佐竹知事もそういや殿様の末裔か、なんてことも今更気づいたり。恥…。

さて、貪欲でいやしい都会人の私と姉は、母をF子さんに託したまま、もう一軒くらい行けるかもと岩橋家をめざすが惜しくも間に合わず。近くのクラフトショップなどで買物をし、ようやく母を迎えに行くという…。ああF子さん、母の相手、本当にありがとうございました。

さて、待ち構えていたご主人は駐車場から早々に車を出し私たちをピックアップ、その後、安藤味噌醤油醸造さんなどおすすめのお店に数軒寄っていただいた後、一路、秋田市内へ。
一時間ほどの道のりを、夕日にむかって突き進む。この夕日の見事なこと。
秋田新幹線の車窓からすでに感じていたことだけど、秋田はどこを走ってもとにかく田んぼ、田んぼ、スギ林、田んぼ、スギ林…。自然の豊かさに目を奪われる。「ほら、左手が新幹線の線路だよ」とご主人が言ったそばから、スギ林の深い緑の中から真っ赤なスーパーこまちがぬっと現れて、Nはもちろん私まで心が躍るような感覚を覚える。ああ、秋田新幹線のよさはこれだよな。大自然の中を、その大地の上を走り抜けていく、そんな新幹線、秋田新幹線だけだ。

夜はご夫妻行きつけの割烹料理「かめ清」を予約してくださっていた。ご主人様がすっとばしてくださったおかげで、時間通りに着。ツアーコーディネーターのごとくお気を遣わせてしまい、そして長時間の運転、本当にお疲れになったと思う。
少しほっとされ、そしてお酒も入ったご主人様と、あまちゃんトークで大盛り上がり。「星よりひそかに~♪」がとってもいいお声で、Nが「もっかい!」と催促して何度歌わせてしまったことか。
どれもこれもおいしいお料理の数々。中でもハタハタ、地鶏、稲庭うどんといったいわゆる秋田の名物が、一流の割烹で頂くとこんなにも美味しいのか!と感動するほど。締めの鍋がこれまた具沢山で豪勢なきりたんぽ鍋だというのに、ああ、お腹いっぱいで全部食べられなかったのが心残り…。
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お店から出る頃にはNもすっかりご主人様になついてしまい、おじちゃん、おじちゃんと、抱っこをせがむほど。私の父が身体が不自由で、「じーじ」から一度も抱っこなるものをしてもらったことがないNにとっては、白髪頭のやさしい男の人に抱っこしてもらえるのは格別な気分だったに違いない。なあんていったら、ご主人様には申し訳ないのだけれど。
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最後はホテルまで送っていただき、できるだけ近い再会をお約束してお別れ。これから横手までお帰りになったら一体何時になってしまうのだろう。考えてみたら、こちらはできるだけ時間を有効にと勝手に早朝の新幹線で来てしまったが、ご夫妻にだって相当早起きをさせてしまったはずだ。
今更ながら自分勝手さを恥じるとともに、お忙しい中、今日という日をアレンジしてくださったご夫妻に心から感謝。たった一日だったけど、3日分くらいの思い出がつまった、本当に楽しい一日だった。F子さん、御主人さま、今日は本当に有難うございました。

駅に隣接した「ホテルメトロポリタン」は小さいけどJR系列のとてもきれいなホテル。が、一歩部屋に入って一瞬目を疑ったほど、ブラインドが下ろされているもののなんとベッドから丸見えになるガラス張りのバスルーム。そんな母の心中をよそに、Mは矢庭にブラインドを“全開”にしてシャワータイム。これは「カブトムシ」だって。
弟がガラスのこっちでケタケタ大受けなのをいいことに、次から次へとシャンプー芸。おかしなお兄ちゃんだね、まったく。
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二日目。
F子さんご夫妻におんぶに抱っこの旅から一転して、二日目からは、まるで切り離された秋田新幹線のごとく、いよいよ本当に始まる女こどもの旅。ここ秋田駅から残りの三日間で五能線で白神山地、弘前、レンタカーで十和田をぐるっと巡る。
五能線「リゾートしらかみ」の発車時間は11時。年寄り&幼児のことを考えて駅の隣のホテルにしたけど、さすがに11時までホテルでのんびりするのはもったいないので、朝食後に思い切って市内観光することに。母は部屋で休んでもらって…のつもりが「せっかくだから私も」と、結局全員でタクシーに飛び乗る。
事情を運転手さんに説明し、たった1時間半の弾丸観光をおまかせしてしまう。
見事な蓮が一面を覆うお堀の横を走りながら、まずは秋田藩主佐竹氏の居城だった久保田城跡へ。
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本丸まではタクシーで。再現された小さな櫓にのぼると市内が一望できる。でも車から降りたのはここだけ。瓦葺きの櫓門や佐竹義堯公の銅像さえも時間がなくて車窓から眺めただけなのが残念。この千秋公園のふもとには秋田市出身東海林太郎の歌碑がありボタンを押すと歌が流れるらしいがこれも時間なくて車窓から拝むだけにして、お次は「ねぶり流し館(秋田市民族芸能伝承館)」で子供たちは竿燈体験。館のおじさんが子供の年齢や身長にあった竿燈で手取り足取り指導してくれる。有無を言わさずいきなりNが持たされたのは “幼児用”の“練習用”竿燈。よく見るとペットボトルでできている。軽いし小さいこともあり意外と用意に持てちゃった弟のあとに、続いてMが兄の面目躍如とばかりにおじさんに持たされたのは、一気に本格的。手のひらに竿を立てて、おじさんいわく「一番てっぺんの動きをとらえて、傾くより先に身体を持って行くといい」のだとか。これでも“低学年用”らしいが、まるでヨットの帆みたいに大きな竿燈の先端を見上げるだけでも、私だったらよろけてしまいそうだが、初めての割にはけっこう上手。
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しかし、他の観光客から「あら、上手ね~」なんてお声をかけてもらったのも束の間、お父さんと一緒にやってきた幼稚園生くらいの男の子のすごいこと!なんとMのと同じ大きさの竿燈を、肩で、おでこでとずーっと持ち上げてる。竿燈まつりは前の週に終わってしまったけれど、館のおじさんいわく、祭の余韻さめぬ子供たちがこうして足を運んでくるのだとか。こうして親子代々、竿燈の技が、祭を想う気持ちが永遠に受け継がれていく。そういう街がすたれることは決してないと、心から思う。ひきかえ、人も街も日々かわりゆく我がふるさと東京を嘆くばかり…。
さて、この男児に一瞬にしてもってかれたところで、「はい、じゃそろそろ次行きましょね~」と運転手さん。もはや担任の先生についていく気分。
しっかり秋田なまりだけどさすがに運転手さんだけあって説明もわかりやすい。人柄がにじみ出るような話も楽しい。方言の使い方講座から、秋田には知る人ぞ知る脳疾患の最先端の病院があってかの長嶋茂雄も実は真っ先にここに運ばれた、なんて話まで、とっても楽しいおじいちゃんだ。
本当はレオナール藤田の名画「秋田の行事」を見に県立美術館も行ってみたかったけど折しも大改装中で断念、最後は赤れんが郷土館へ。旧秋田銀行本店本館として建築された明治末期の洋館は保存も良くて美しい。
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さて、これだけ見尽し(やり尽くし)でホテルに再び戻って来たのは、運転手さんに最初に「10時20分くらいには戻ってきたいです」とお願いしておいた時間の2分前。すばらしい!運転手さん、ありがとう。

部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウトして秋田駅へ。お弁当を吟味する時間も計算通り。ホームに滑り込む電車の写真を撮る時間も余裕で確保。2歳児と81歳児を抱え、おまけにベビーカーだのなんだのとかさばる荷物もありつつも、やはり姉という強力な助っ人のおかげで、女こども(+年寄り)の旅とは思えない充実度だ。駅員さんにシャッターを押してもらい、念願の五能線に乗って、いざ世界遺産の白神山地へ。
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「くまげら」「橅」「青池」とそれぞれ名付けられた3種類の車両が、一日一往復、つまり一日3本しか運行しない上に、念願の6人がけボックス席は4両のうちたったの一両のみ。この日のために一ヶ月前から姉の知人にチケットを手配しておいてもらったという気合いの入れぶり。
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一面の田んぼ、田んぼ、田んぼの景色を背にあきたこまち弁当を食べる幸せに浸りながらしばらくすると左手には八郎潟が。今回の秋田を制覇する旅で唯一網羅できなかった男鹿半島に思いを馳せる。残念なのはただひとつ、我が家の2歳の暴君さまをナマハゲに泣かせてもらうという夢が叶わなかったことだ。
列車は東能代駅でスイッチバック、進行方向が変わると同時に、ボックス席の大きな車窓には一転して海が飛び込んでくる。
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正確に言うと、ここから先が五能線。リゾートしらかみの真骨頂、雄大な日本海を臨みながら北上する旅だ。そしていよいよ青森県に突入。先頭車両にある展望室では津軽三味線の演奏なども始まる。そうこうしてるうちにあっという間に列車は十二湖駅へ。
車窓の景色だけ楽しんで弘前や青森まで一気に行ってしまう人もいるのだろうが、リゾートしらかみの乗客の大半がここ十二湖駅で降りる。白神山地トレッキングの玄関口でもあるからだ。
私たちがトライするのはハイヒールさえ履いてなければ気軽に楽しめるという、神秘の湖群を巡る初級者向けの散策コース。トレッキングの起点となるセンターハウスのような場所へは十二湖駅からバスが出ているが、これまた本数が限られている。駅から湧き出ていた人が、たった一台停まっていたタクシーに声をかけるも、「すみません。予約の車なんです。他のタクシーですか?うーん、ここではちょっと難しいですね」なんてやりとりが聞こえ、思わずふっふっふと胸を張る私。そう、そのタクシーは、うちので~す。
当初はバスでと思っていたけど、荷物は駅に置いておけばいいの?本数少ないのに年寄り子供抱えて乗り遅れたらどうしよう?今夜の宿はさらに数駅先の温泉、また電車に乗るために帰りのバスにだって乗り遅れたら大変、てか、電車だって残るは数本しかないのに~っ…なんて考えていたらどんどん不安になって、地元にたった二台しかないというタクシーのうちの一台を、一ヶ月前からおさえておいたのだ。安心と時間を金で買う。これ、女こどもの旅の鉄則である。
しかも安心と時間だけでなく、この運転手さん、駐車場にタクシーをとめたら一緒に案内しながらトレッキングしてくださるという。あいにく暗い雲が立ちこめてきたけれど、車のトランクから傘を二本取り出して歩き出した運転手さんのあとをついていく。ぐずりだしたNは抱っこした瞬間に寝入ってしまった。う、重い…。
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鶏頭場の池を左に見ながらブナ林の中を延々と歩いて到着したのは、青いインクを流したように青いと言われる「青池」。なぜ青いかは解明されていないらしいが、青い上に透明度が高く、底に沈む古木や小さな魚の動きまではっきり見える。お天気だとさらに鮮やかにうつるのだろうけど、それでも吸い込まれるような青さとはまさにこのこと。
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そもそもこれらの湖は、300年前の地震の際に山崩れでできた湖沼群。実際は33あるらしいが崩山山頂から見ると十二湖見えることから「十二湖」と言われているのだとか。その景観がポスターになって貼ってあったのを指しながら、さっきセンターハウスで運転手さんがそう説明してくれた写真を思いだす。日本海のすぐ際からそそり立つ山々。その深い緑の山々の合間に小さな湖が点在する様は、写真で見ただけでも一瞬鳥肌が立つような独特の景観だった。あの雄大で謎めいた景観の中にひっそりたたずむ小さな湖の際に、いま私はいるんだなと想像するだけで神秘的な気分になってくる。Nのよだれのシミは私の肩に広がる一方だけど、肩にずっしり食い込むはずのその重さ11キロはいつしか忘れて足取りも軽くなる。ブナやヒバのうっそうとした天然林の中を歩くのは、多少の起伏でさえも気持ちがいいくらいマイナスイオンたっぷり。そんな思いになっているのは私だけではなさそう。心配していた母も、疲れたとも言わず、足下の悪い山道もしっかりと歩いている。Nも目を覚まして走り回り出した。
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森の中に木の実や植物を見つけては、運転手さんがかけよって丁寧に説明をしてくれる。きっとこの森が好きなんだろうな。穏やかで控えめだけど、母の足元を気遣ってくださったり、子供たちに注意を払ってくれたりと、人の良さがにじみ出ている。
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さて、それまでなんとか気づかないふりで済んでいた小雨模様も、全員ぶん足しても追いつかない樹齢300歳のブナに健康祈願したところで結構な雨降りに。青池に負けず劣らず青い「沸壷の池」、つづく「落口の池」でこのプチトレッキングもちょうどおしまい。急いで十二湖庵に駆け込む。ここでは無料で湧き水で入れたお抹茶が振る舞われ、疲れをいやすように観音様が立っている。
「私、車ここにもってきますから、ここでお茶飲んでてください」
そういって運転手さんは雨の中を走っていく。つくづくいい人だ。
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タクシーに乗り込み、十二湖ビジターセンターで幻の魚イトウの養殖を見たあと、日本海沿いの国道に出て今夜の宿を目指す。西の空から雲が切れ始め、だんだん明るくなって来た。この分なら夕日が拝めるかも!


宿に到着した頃には雨もすっかりやんでいた。どうしてこんなに夕日にこだわるかというと、日本海に突き出た岬の突端に位置するこの不老ふ死温泉(なぜか二つ目の「ふ」はひらがな)は、沈む夕陽を見ながら入る海っぺりの露天風呂が名物。受付には「本日の日の入り時間」が書いてあり、ますます気がはやる。
日の入り20分前を待って、姉とMと3人でいざ海辺の露天へ。
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ガイドブックなどの写真で見てある程度予想はしていたけど、ほんとに海辺の「ほったて小屋」だ。いや、脱衣に屋根もないのだから、小屋とも言えない。夕日狙いの客でさすがに混んでいるので、Mはひとり、左手の男湯へ。それでも身長よりも低い塀ひとつあるだけなので、混浴みたいなものだ。ええい、しかしそんなことはどうでもいい。今は夕日が見えるか見えないかだ。雨はとっくにやんだし、うっすら晴れてもきた。しかし、ちょうどこれから夕日が沈もうとする水平線あたりの雲が散らない。頼む。出て来い夕陽。
姉と二人で湯につかり、のぼせるほど天に懇願したが、結果、ついにこの雲は散らず。夕日は厚い雲の向こうに沈んでいったのであった…。


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3日目。こうした旅館で、5人でごろ寝するのも楽しい。いつもは寝起きの悪いNもこういうときはご機嫌にめざめるから不思議だ。

岬の突端にあるこの不老ふ死温泉、団体客も受け入れるし、カラオケもスナックもあるような言ってみれば大衆旅館だけど、不思議と居心地は悪くないのは、やっぱり「夕日をのぞむ露天風呂」にきちんと立ち位置を置いているからだろう。湯船の縁が茶褐色に染まっているのは泉質はつよい塩化物泉他で空気にふれると茶色に変色するから。母は変わった湯をみると、すぐに口に運び「うわ、しょっぱい」などと言うクセがあり「なにもいちいち飲まなくなっていいじゃん」とその不思議な行動を半ば攻めていたのだけど、確かに味わうということは泉質を知る一番手っ取り早い行動なのかもしれない。といっても母の場合はただの生理的な衝動行動にすぎないのだけど。
さて、内湯も小さな露天がついていてなかなか悪くないのだが、やっぱりもう一度海っぺりの露天に行きたい。
みんな「夕日」にしか興味ないらしく誰もいない。こういうときはMと女湯に入るチャンス。夕日をのぞむ露天風呂もいいけど、「日本海の風ふきすさぶ露天風呂」もなかなかいいぞ。
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最寄り駅の「ウェスパ椿山駅」まで送迎バスで送ってもらい、再びリゾートしらかみに乗車。駅前の土産店で姉が買い込んだ「にんじんソフトクリーム」を味わいながら、日本海絶景の後半戦を堪能。波しぶきが飛んできそうな岸壁も走る。
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昨日乗った車両は「くまげら」だったけど今日は「橅」。本当は最新のハイブリッド車両「青池」に乗りたかったけど時間が合わず断念。途中、深浦で待ち合わせした上り列車がちょうど「青池」だったのでせめて撮影だけしておこう。
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弘前駅には午後1時着。レンタカーを借り、旅の後半は私が運転手。どうか無事にまわれますように…。
さて、今夜の宿は市内から小一時間かかる山奥のランプの宿。逆算すると、市内観光できる時間はわずかしかない。というわけでまたしても弾丸市内観光だ。
まずは何はともあれ弘前公園、弘前城へ。お疲れ気味の淑女たちはベンチに残して私は城好き児童たち連れて天守閣のてっぺんまで。11キロ抱えて急な階段にしがみつきながら登る…ってこのパターン、なんだか多いな…。
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弘前城にお花見バスツアーで来たことがあるという母は「まだ奥があるのよ」と駐車場と逆方向へ歩いて行く。なにげでいろんなところ旅してるのだけど、どれもバスツアーだったりするから地理的なことをまったく把握してないまま言っているため、歩いて歩いて結局公園の反対側に出てしまっただけという結果に。雨こそふらないものの、曇天の、しかも湿気でなんともいえない蒸し暑さの弘前。全員ぐったりしてしまい、駅の案内所でもらっておいた「アップルパイ・マップ」に掲載されてた住宅街の喫茶店にとりあえず入る。お昼はおいしい弘前名物をと思っていたけどそんな時間もないので断念し不本意ながら和風スパゲッティ。でも、おばさん特製のここのアップルパイ、ふんわりさくさくで美味しかったな。
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エネルギーチャージした後は、公園の脇の道路を、津軽塗の店など物色しながらてくてくと戻り、旧青森銀行、宣教師館、藤田記念庭園の洋館を見て回る。もともと地場産業が成熟していた津軽藩、明治になっても多くの外国人教師や宣教師を招くなどして西洋文化を積極的に取り入れたことで多くの西洋建築が建てられたのだとか。意外と知られていないけど、弘前は洋館の街としても有名なのだ。洋館のミニチュアを集めた広場もあり、実際に見て来た洋館の全景がわかるのでなかなか面白い。
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ねぶたも終わってしまい、閑散とした市内だけど、不思議と寂しい感じがしないのは、当時をしのばせるこうした洋館が堂々と立ち並んでいるせいかも。レトロな雰囲気もあり、江戸時代の風格もあり、温かい人もおいしいモノも伝統工芸もあり。陸の孤島のような場所にありながら、しっかりと文化と伝統を守っている。ああ、もっとじっくり見たかったな。

各施設の入館時間も終わってしまいタイムアップ。車に乗り、弘前カトリック教会だけ覗かせていただいてから、このまま今夜の宿へ…と思ったけど「もう一軒くらい、アップルパイ食べていかない?」と、太宰治も通った喫茶店へ。
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日が長いのが幸か不幸か、夏の旅はついつい時間が押して一日の最後にしわ寄せがきてしまう。ひろびろした国道をすっとばして一目散に今夜の宿へ。黒石をすぎたところで細い脇道に入り、あとはひたすら山道を登って行くのだが、とにかくカーブ、カーブ、カーブ。しかし、途中から1カーブごとに1フレーズずつ津軽弁で何かが書かれているのに気づく。「ワイうだじカーブだじ」カーブ気をつけろってこと?? なんとなく想像つくものからまったく意味不明のものまで、思わず次のカーブが楽しみになってきて…。ぐいぐい引きずりこまれるようにして宿についてしまう。宿の入口には「よぐきたねし」。うん、これだけは意味わかるぞ。

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秘湯ランプの宿「青荷温泉」に着いたのはすでに日の入り後。
ランプの宿といっても全てがランプってわけじゃないでしょう、の想像に反し、見事にランプだけが頼りの宿。吊り橋をわたって部屋に通されるも、かすかに灯ったランプが二つ吊る下がってるだけで、いきなり暗闇にぶちこまれた気分。「そのうち目が慣れてぐるから~」というおばさんの言葉を信じるしかない…。
すでに始まっていた夕食に遅れて合流。これ何?なんの魚?これは?何の野菜?手元の料理までもほとんど見えない。
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お風呂もみんなでぞろぞろ女湯へ。脱衣場もこの通り真っ暗。
蛇口はなく湯船から桶でくんで髪や身体を洗うのだけど、「ママ~、桶にお湯入れて~」「きゃー、早く流して~」「バーバ、足下気をつけてね」「ねえシャンプーまだついてる?」「見えないわよ、そんなの」なんてわいわい大騒ぎ。それでもなんだかだんだん楽しくなってきたのは子供たちだけじゃないはずだ。
部屋に戻っても、当然だけどテレビもなし、コンセントもなし、真っ暗だから持ってきた勉強もできずで、バンザ~イのM。早く寝なさいと言われることもなく、誰からともなく寝息を立てるのであった。
明日はいよいよ、旅の最終日。



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4日目。
こんなに朝が待ち遠しかったことはない。ああ、おてんと様ってありがたいな。夜が明けてみると、なるほどこういうお風呂だったのね。こういうお庭だったのね。こういう玄関だったのね。と感動もひとしお。
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久々に「素」の人間に戻った気がする青荷温泉、最初はビビったけど、結構いいかも。今度来る時はせめて日のあるうちに来て、じっくり時の流れに身をゆだねようと思う。


伯父においしい日本酒を買って行きたい、という母の希望もあり、宿を出た後、少し弘前方面に逆戻りして黒石の菊の井酒造へ。東京では出回っていたい小さな酒蔵だけど、築200年の立派な蔵。一升瓶2000本分を貯蔵できる杉の樽は創業当時のものだとか。
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さて最終日は、これから十和田湖、奥入瀬をぬけて、最後は東京行きの新幹線にのるべく八戸駅を目指す。レンタカーを帰す時間を考えても4時前には着いたほうがいいだろう。というわけで、最終日までも、やっぱり弾丸旅行。
時折薄日のさすお天気。今回の旅は、初日の秋田は晴天、二日目と三日目はぱっとせず最終日にしてようやく回復して来たという感じだろうか。
十和田湖につき、MとNだけ連れてさくっと乙女の像だけ見に行くも、突発的に小雨まじりの強風(つまり暴風雨)でそそくさとリタイヤ。
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しかし奥入瀬渓流沿いを走り始めたあたりから、ふたたび晴れ始めた。車をとめて、渓流沿いを少し歩いてみる。
実は十和田湖も奥入瀬渓流も、私が子供の頃家族旅行で来たことがある。当時の記憶では「別に大したことないじゃん」くらいだったのだが、大人になってこうして訪れてみると、木漏れ日ふりそそぐ奥入瀬渓流の美しいこと。
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その後も渓流にぴったりより沿う車道を走るのだがそのドライブもまた気持ちがいい。山を下りるのがもったいない気分だ。

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道の駅で十和田のソウルフード「バラ焼き」なるものを食べ、お次は十和田市現代美術館へ。

観光地から離れた、いってみれば田舎の街に突如として現れる洗練された建物。国内外の現代美術アーティストの作品が、一部屋に一つずつ展示されている。オノ・ヨーコや草間弥生、奈良美智の作品も。
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市が推進するまちづくりプロジェクトであるアーツトワダの拠点施設として2008年に開館したそうだが、贅沢な空間と時間はこうした地方だからこそ実現できることだし、旅先だからこそ味わえることかもしれない。大勢の人で賑わうのを見るにつけ、そこに目をつけた市に思わず感心してしまう。地方都市の可能性って無限にあるんだな。

その後は順調に八戸に出て、市場でお寿司買い、駅前でレンタカーを返却。無事に新幹線に乗り、帰途につく。
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途中、仙台駅からのぞむ見事な夕日。これ、一昨日の不老不死温泉で見たかった…。

振り返れば、男手がない旅で、毎日毎日こんなに時間ぎりぎりで旅しなくってもと言われそうな4日間だったけど、みんなの行きたいとこ、すべてまわった充実の女こどもの旅。いやあ、駆け抜けたわ。
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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