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イタリアスマホ通信2012夏③


アグリジェントの大地を見下ろす丘の上にあるキアラの宿は、いかにも元貴族の別荘という佇まいで、使っていない部屋がいくつもある母屋やアパートをはじめ、古いつくりながらも敷地内に教会もある。アーモンドやピスタチオ、オリーブの畑も入れたら一体どれくらいの広さなんだろう。

世界遺産の古代神殿遺跡だけでなくアグリジェントには実は見所がたくさんある。
私のシチリアの原点、ピランデッロの生家も宿のすぐ近く。遺言にしたがい、イタリアでは珍しい火葬にしたあと、彼が執筆の際に構想にふけった海を臨む松の木の下に眠っている、という有名な一本松の木が、いざいってみると、なんと…落雷?で松の苗木に代わっていた…。涙。

scala dei turchiもここでしか見られない光景。


近場をまわってお昼食べてすぐ帰るつもりが、イタリア時間、いやシチリア時間のペースに慣れず、つい押しがちに。
宿に戻り我が家の三兄弟はプールへ。私は夕飯の支度に合流。



カジキマグロのパン粉焼きに、野菜のさまざまな前菜にといろいろ食べたけど、今日の一番はこれ、アーモンドのセミフレッド。
今夜の宿は、デンマーク人、チェコ人、ベルギー人、オランダ人が押し寄せて、それじゃ共通語の英語で話しましょ、と盛り上がっている。イタリア語がはなせてもイタリア語しか話せないことでこんなに肩身狭い思いするなんて。
おい、ここはイタリアだぞ。共通語話すならイタリア語だろう。うんちくしょー!
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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