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講演終了

2012_3_2
さて、講演。
成功のうちに終わったとも、無事に終わったとも自分では名言できず、「とにかく終了した」としか言えないけれど、とにかく終了。

当日は、友達や知人もかけつけてくれてご祝儀出席が前列を占めてくれたこともあり、幸いにも終始緊張感ゼロ。十年前に一度お仕事でご一緒した方が私の話を小耳にはさんでかけつけてくださるという有難い話も。
そんな方々の温かく寛大な視線に甘えながら、マンマたちの温もりあふれる田舎料理の話、彼らの人生観や生き様などなど、いざ話し始めると時間がどんどん足りなくなって、準備していったもののうち三分の一はお蔵入り。
料理やマンマの話の間に挟もうと思っていたウンブリアの小さな街の写真や、ピエロ・デッラ・フランチェスカの秘宝が眠る村々の話などにも触れられなかったし、挙句、時間がいよいよ迫って「質問などございましたら…」と一旦司会のH先生にマイクを預けたらそのままお開きにされてしまって、用意していった締めの言葉も言えずじまい。これぞコピーライターのプライド発揮とばかりにテーマをしめくくる哲学的な言葉を用意していったのにな。なあんて。
講演の段取りは本当に難しい。勉強になります。

なぜ私が田舎のマンマの味にこだわるのか。なぜ小さな子供を二人も連れてまでしつこく料理修行に通っちゃうのか。なぜ何回も何回も同じ家庭やアグリに足を運んじゃうのか。そんなことがわかってくれたのだとしたら、講演はひとまず成功なんだけど…。
「大丈夫。リッツの言いたかったことは、今日の話を聞けばみんなわかるよ。ビシバシ感じたよ!」とは、我が宣伝部長兼応援団長のユミキーナ姉。100点満点中の、120点をくれたので、自分の中でも合格点としよう。

なにより、この13年の間これだけお世話になっていながら、二冊目の出版に至らないままその話に触れることができていないマンマたちやシェフたちを、講演という規模ながらもイタリア好きの人たちに紹介することができたこと。それが自分の中ではとにかく嬉しい。そして、つまるところすごいのは私ではなく、イタリア人たちなんだということが、講演に来て下さった方にわかってもらえたなら、ものすごく嬉しい。

さて、講演が終わったら、二週間の禁欲の徹夜漬けの日々にひとまずピリオド。
弁当と夕食の超手抜き、添い寝の放棄など数々の悪行を見逃してくれた家族に恩返しすべく、めいっぱい時間かけて料理したりするのだ。いや、ひたすらぼ~っと呆けるのもいいなあ。ああ、何しよう!何しよう!
と思っていたのに、講演の翌日に出社してみると、それまで順調に行っていたはずのある作業がいきなりトラブル。その翌日は息子の合唱の役員仕事でバタバタと急に出張校正が発生。その次の日は二男が発熱。…とまあ、次から次へとふりかかってくるものだ。

とにかく毎晩、「ああ、写真整理が終わらない」「話す内容がなかなかまとまらない」で、パソコンに向かっても向かっても「はい、準備万端!いつでも講演できます!」の領域にはついぞ最後まで到達できず。ああ、講演があと1週間先だったらな…と思いながら当日がやってくる。
言ってみれば準備途中のまま迎えてしまった文字通りおぶっつけ本番だったのだけど、だからといってもう一日講演が先だったとしたら、それはそれでカラダが空かなかったことになるわけで想像しただけでもぞっとする。
そんなことを思うにつけ、今回の講演、「無事終了」と言ってもいいような気がしてきた。
素直に達成感を味わうことにしようかな。
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コメント

ひ~こ

ありがとうございました
masakinaさんの知り合いのチンク好きな者です。
ココ最近、イタ研参加できていませんでしたが
「絶対、これは聞きに行かねば!」と思っていました。
直前で仕事が忙しくなって焦りましたが、
定時で会社を飛び出して堪能させていただきました。
久しぶりにイタリアの「家庭料理」食べたくてしかたありません。
終了後、たくさんの方々がいらしたのでご挨拶せずに帰ってしましましたが、
いつか料理教室に参加できたらいいな~と思っています。
そして頭の中は今年のイタリア旅程考えるので一杯です。
Rizさんがこうしてがんばってくださったおかげで、
とても楽しい時間が過ごせました。
ありがとうございました。

ritz

“ひ~こ”さま
いらして頂いてたこと、masakinaさんから伺いました。
お忙しい中お運びくださったのに、こちらこそご挨拶できずに失礼しました。
イタリアの素顔を、イタリアの人たちの心をお伝えできたとしたら、
講演のテーマは達成したかな?と相変わらず甘い自己採点ですが、
イタリアに行きたくなったと伺ってますます嬉しく思います。
料理教室も、masakinaさんと一緒に、お気がむいたらいつでもいらしてくださいね。
またお目にかかれる機会を楽しみにしてます!

yumichina

歴代マンマ
この講演があることを聞いたときに、「歴代マンマたちの紹介してほしい!」と思ったんでした。イタリアからの愛をいっぱい受け取って、またまたイタリアにご恩返しがしたくなりました。ありがとう!ところで若い男性(オステリア イル グッフォの2名)もみえてました、彼らの新店舗は店名Nonno みんなで行きましょう!

ritz

本当に、思いもよらぬ方がたくさん足を運んでくださっていて、感激しました。
身の引き締まるような思いとは、まさにこのこと!

旧Gufoからもお葉書届きました。オープニングの日は残念ながら大学のゼミOB会で伺えないんだけど。日を改めてみんなで押し掛けましょう!
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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ritz

Author:ritz
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