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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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つづいてMの誕生日。

torta_1
11/15のNの誕生日から6日後、今度は長男Mの誕生日。
兄弟の誕生日が中途半端に近いと、どっちかだけ手を抜くわけにもいかず、かといって一緒に済ますほど近いわけでもないし…、これから11月後半は気ぜわしくなるな。
しかしそれとて、せいぜい中学生くらいまでだろう。家に寄りつかず誕生日を友達や彼女と過ごすようになる日はきっとすぐにやってきてしまう。
そう思ったら、なんだか急に今のうちにしかできないことをしてやりたくなった。

ジャン!この紋どころが目に入らぬか~!
最近、近所にできたケーキ屋に、Mのための特注ケーキを発注した。
結構ちゃんとしたパティスリーのくせに、ファミリー層を明らかに意識したこのケーキ屋、ドラえもんやアンパンマンのキャラクターでデコレーションされたケーキ見本を見るたびに、こんなの注文する親の気がしれん、などとつねづね思っていたのだが、ふと、Mの大好きな“キャラクター”で丸いホールケーキにぴったりのものがあるではないか!と思いついたのだ。それが、これ。葵のご紋。

二日前に預けておいた「黄門様カード」から忠実にコピーされた葵のご紋が、丸いプレートに忠実に描かれている。
通常は、ドラえもんにしろアンパンマンにしろ、直径10センチほどのホワイトチョコレートでできたプレートに絵とメッセージを描き、これを好きなホールケーキにちょこんと載せるだけなのだそうだが、
「ええ~?せっかくまん丸の模様なんですから、ご紋の大きさそのもののホールケーキにできないんですか?」とわがままを言い、通常より大きなサイズのプレートにしてもらう。
プレートがケーキに密着できるよう「ショートケーキでいいですね?」と言われたのを、「いや、ついこのあいだ次男の誕生日にショートケーキは食べたばかりなので別の何かでお願いします」と我がままを言った結果、ザッハトルテのようなシンプルなチョコレートスポンジの周りを生クリームでくるんだケーキとあいなった。

この日も、6日前の次男Nのときと同じように、上階のジジババの家に料理を持ち込み、またまた内輪のささやかな誕生会。ひとつだけ違うのは、先のイタリアでデザートシャンパンを味見させられて以来、すっかり「ボク、シャンパン好きになっちゃったみたい~」とうるさいMのために、“シャンメリー”が新たに卓上に登場したことである。
“シャンメリー”とが何たるやは知らないMは大喜び。ついでにアルコールがダメな父83歳も「おい、うまいな、これ。なんて飲み物だ?こんどダースで買ってこい」。
ただの気の抜けなサイダーにちょっと色着けただけなんだけど…、9歳児と83歳児にはすこぶる好評の模様。
以下、シャンメリーをみんなのグラスに慎重に注ぐ兄→横にやってきた弟がすかさず手をグラスにドボッ→それでも上機嫌の兄は「あらあら、お手々にシャンパンがついちゃったわよ~ペロペロ(なぜかお姉コトバ)」…の3枚続き写真。
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折しも今日は月曜日。ケーキのことをまだ何も知らないMは「ケーキは水戸黄門が終わってからみんなでゆっくり食べよう!」と、放映回数残りわずかの黄門様に熱中。
本編が終わりかけた頃に、さて、いよいよケーキの登場。
♪ジャン、ジャジャジャ、ジャン、ジャジャジャ、ジャン、ジャジャジャ、ジャッジャジャッジャ…♪予告編で流れる音楽にシンクロさせながら、ケーキの箱を開けると…
「え~っ!?なにこれっ!すっご~い!!!」
本人はもちろんビックリ、そして大人もビックリ。実によくできているのである。
チョコレートパウダーで描かれているところをみると、預けた黄門様カードを拡大コピーして型紙をつくったものと思われるが、黄金色のシロップを下地にしているあたりまで、なかなか芸が細かい。
カメラにおさめたケーキ、その後ろのテレビには黄門様のお姿が…
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ああ、なんで終わっちゃうの水戸黄門。こういうのは視聴率にかかわらず永遠にやり続けることに意味があるってのに…この写真、TBSに送りつけたい気分だ。
弟から、たった6日遅れの誕生日。一応、引けをとらない内容にしてやることができたようで親としては一安心である。

9歳の誕生日にちなんでもうひとつ。
昨年Nが生まれたときはそんなものはなかったけれど、9年前にMが生まれた際には目黒区から誕生記念に木の苗木のプレゼントが設けられていた。椿、オリーブ、あとひとつ何の木だったか忘れたが、とにかく3種類の中から好きな苗木をもらえるというもの。
和風の椿もいいけど、せっかくなら、共にイタリアを旅してくれる子になってほしいと願いつつオリーブをお願いしたのだった。
とはいえローズマリーすら枯らしてしまうズボラな我が家、このオリーブも実は4~5年前に一度瀕死の状態に陥った。「Mのお誕生の祝いにもらった木が枯れちゃうなんて、なんだか縁起でもない!」とうちの母が必死で蘇生を試み、見事に復活したという経緯がある。
その後、うちのマンションの母の部屋の前のベランダで思い切り太陽の方角に体をかたむけながらぐんぐん成長。病気がちだった乳幼児の頃がうそのようにすっかりたくましい男子になったM同様、すっかり立派なオリーブの木になった。
9歳になったオリーブの木から、今年、初めて、大きな実がいくつもみのったのだ。黒々と熟すまでぎりぎりまで待っていたけれど、天気予報で明日は大雨と聞いて今夜のうちに収穫してしまうことに。
トスカーナのオリーブ農家のクラウディアに慌てて電話して、簡単な塩漬けの方法を聞く。
olivo
olive

たっぷりの粗塩とレモンのスライス、フィノッキオの種を少々、瓶につめて暗い所においておく。数か月後、アクが抜けておいしいオリーブになるのが待ち遠しい。
これからは、Mの誕生日にオリーブの実を収穫するのが毎年の恒例になりそう。

桃栗3年、柿8年。オリーブはどうやら9年。さて、Mが大きく実るのは何年かな?


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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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