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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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こないだ秋だったのに、もう秋なの!?



そっか。もう10月か。しかも、もう半ばか。
ん?てことは、和光のマロンパフェを食べられる期間も半分過ぎちゃってるってことじゃないか!
会社のデスクでふとそんなことに気づき、居てもたってもいられなくなり早めに会社を出て銀座に走ってしまう。

マロンパフェに関していうと、栗バカの私の中で双璧をなすのが、銀座千疋屋のそれと、銀座和光のそれ。前者が、栗の実とアイスクリームだけの究極のシンプルパフェなら、後者は究極の絢爛パフェ。
和栗の裏ごしクリームと、栗アイスと、高級モンブランと、渋皮煮と甘露煮をひとつにもりこんだような、それはもう芸術としか言いようがない。

なあんてことを、そういや去年も言ってたっけ、私。
10月半ばに産休に入ってからも、このマロンパフェ食べたい一心で、すっぴんにボサボサ頭、普段着の上にコートだけ羽織って地下鉄にのり、1890円のパフェを5分で平らげてたっけ。
臨月の身じゃ物欲も起こらず、この私がデパートにもよらずに、すっかり日が短くなった寒空の下、まっすぐ家へ。
お腹の子がまたしても男子と知ったのが原因か、はたまた超高齢出産への後ろ向きな気分が原因か、自分でもコントロールできない鬱状態のまま、まさに晩秋の空気のような寒々とした気分で、11月を迎えようとしていた、そんな一年前の自分を思い出す。

そういや去年とまったく同じ席で、そうか、あれからもう1年か…そんな感傷にひたりつつ、でもやっぱり5分でたいらげる私。
そうして「そっか、Nも来月で一歳になるんだ」と恥ずかしいことに初めて気づく。
一年前にこの席で、母がかっ食らうマロンパフェをお腹の中で受け止めていた次男も、もうすぐ一歳になるのだ。
途中に冬も春も夏もあったはずなのに、すべてをすっとばして来ちゃったみたいな、私の中ではそれくらいあっという間の一年だった。

母の中で時間は止まっていても、しかし子供は別人のごとく変貌を遂げているのをちょっとした瞬間に思い知らされるのがまた恐ろしい。
テーブルの上のストロー付きマグを、身を乗り出して手に取り、勝手にごくごくと飲んでいるその様は、もはや乳児ではない。
ゴクゴク飲んだ水を再びブクブクと吹いて、ニタッと悪そうな笑みを浮かべる様は、もはや赤ちゃんではなくガキの域だ。
さみしいような、うれしいような、いや、やっぱりさみしいような。
お願いだから、もっとゆっくり大きくなってー。


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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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