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イタリア携帯通信(12)また来年も…。


アリタリア航空もいよいよ縮小体制を極め、愛用していた夜発(夜着)便が廃止。今回はやむなく朝便での帰国となる。

ピサ空港に、余裕を見て2時間も前に着いたのに、今回も難無く出国というわけには行かず、不安的中の重量オーバー。

行く先々でプレゼントとしてもらったワイン、今どき日本で買えないイタリアワインは殆どないとは言えど私にとってはスペシャルなお土産。
旅の目的が目的だけに、料理の本も毎回何冊ももらってしまう。
そんな私たちの事情を察した上で、クラウディアが「もし、まだスーツケースに空きがあればの話だけど…」と控えめに差し出してくれた、マリオのオリーブ畑で採れた自家用のオリーブオイル。特大3リットル缶だけどこれとて持って帰らないわけにはいかない。
私にとっては、どんなブランドの服やバッグよりも、価値ある品々。お金では決して買えない、これこそ日本に持ち帰りたい物たち。

幸い、自慢じゃないが子供の頃からのキャンプやスキー合宿で鍛えた我がパッキング技術、1センチの隙間も許さずにスーツケースに物を詰め込むことができるもんだから、すべて入ってしまうのだ。
しかし、だからこそますます問題なるは重さ。これだけは太刀打ちしようがない。

とはいえ今回は3人分、もしかしたらいけるかも…!といざカウンターへ挑んだが、なんと10キロもオーバーしていた。
一人20キロが限度だというが、以前は確か25キロまで大丈夫だったはずなんだけど…
「確かに前はもう少し上限がゆるかったかもしれないわ」
とアリタリアのお姉さん。
やっぱり最近はどこも厳しくなってるのかな。
「厳しいというか…、ま、つまりは経費削減ってことかしら」
なるほど、重さを減らせば燃費も減るというわけか。

しかし20キロなんてあっという間に越えてしまうのだろう、あっちでもこっちでもバカンス帰りと思しきスイス人やフランス人がスーツケースを広げて手荷物に重いものを移している。
「10キロ分を手荷物に写すか、あとは超過料金を払うしか…」
身重の分際、旦那に10キロ分の手荷物すべてを持たせてさすがに広いローマ空港をトランジットするのは非現実的。やむなく料金を払うことにした。
「いかんせん、妊婦なもんで…」
と一応付け加えてみたら、2キロおまけしてくれて8キロ分の料金にしてくれたけど、
「お金じゃ買えない物」を持ち帰るために結局お金を払っているという……
うんにゃ、高いお金を出してでも持ち帰る価値があるというべきだろう。うむ。

なあんてことをやっていたら、すっかり搭乗時間ぎりぎりに。
地本の特産品やちょっとした小洒落たものが手頃な買える地方空港発ならではのショッピングもお預け。

ローマ空港でも、今回の滞在中に電話しぞひれていたイタリアのマンマたちに片っ端から電話したり、フェラーリショップで約束していたリュックをMに買ってやったりしていたらあっというまに成田行きの便の出発時間となり、今回の旅も慌ただしい幕引きとなってしまった。

コブつき妊婦の料理の旅。控えめに行動するつもりがすっかりいつもと変わらないペースの旅が出来てしまったけど、それもひとえに、行く先々で支えてくれた、ロレッラ、パオロ、クラウディアやマリオをはじめ、その家族や友人たちのおかげ。
来年からはもっと迷惑かけることになってしまうけれど、誰もが心から歓迎してくれるに違いないない、そう確信できるのもイタリアをおいて他にない。

さて、東京に帰ったら、明日のいきなり静岡出張を皮切りに、また再びサラリーマン生活だ。
しかし一体、どの面下げて、いや、どの腹下げて、出社すりゃいいんだろ。
この2週間のイタリアでついに隠しきれない大きさに膨れ上がってしまったしな…
ああ、ものすごい後ろ向き…。
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コメント

eri

まずは、おめでとうございます!
妊婦とは思えない旅行記で、おいおい大丈夫?と思いましたけど、
これからもスーパーパワーで元気にお過ごしください。

Rizさんならではの旅行記楽しく読ませていただきました。
私は今年はいつものヴェネツィアとドロミテデビューをしました。
南チロルの山々、涼しいし良かったです。
日程上、ヴェローナのオペラはあきらめました。

秋には牧野さん、日伊協会で講演会なさるようですね。
来年はテオドッシュウも来日するようだし...

またお会いできる日を楽しみにしております。

naocci

リッツさま、無事に自宅に着きましたでしょうか? イタリア旅行記楽しく読ませてもらいました。中部に行きたくなっちゃいましたよーっ))) しっかしリッツさんDolce attesaだなんて!おめでとうございます! M君の次の子はどんな名前になるんだろう!? またお会いできるの楽しみにしてます。

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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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