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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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イタリア携帯通信(9) 肉、肉、肉。野菜、野菜、野菜 …




午前中はクラウディアに教わった比較的人の少ない近くのビーチへ。もちろん私はパラソルの下で終始のんびり。本来は海嫌いの私だがイタリアに限っては潮風もさらっとしていて素直に気持ちがいい。

昼ご飯は、ウンブリアの宿にいるときに一緒になったミラノの夫婦が教えてくれたビステッカが美味しいという、田舎の一軒レストランにチャレンジ。
まずは電話して場所を聞くも、とにかく早口でよくわからない。
「チェチナからだったら××方面に行って、△△って村をまず目指して…え?あ、住所ね、うちの住所はね、あ、でもこの村の名前をナビに入れると時々すごい遠回りをさせられるこてがあるんだ。だからまずは△△をナビに入れて…」
ああ…ついていけない。こっちが外人だってことくらいわかりそうなものだが…
いっそ行くのを断念しようかとも思ったが、ここでやめたらなんだか一生後悔する気がして、道中なんども恥をしのんで道を聞きながら、なんとか村までたどり着く。
想像以上にド田舎の、バールと肉屋が並んでるだけ、一応、これが村の中心地だろうか。バールの店先の日陰で涼むおじいちゃんに道を聞いて、ついに店を発見。

「お、無事に着いたね!よかったよかった」
と出迎えてくれたのでなんだか恥ずかしい。
夏の間はテラス席だけの営業とか。庭先でマキをくべてものすごいボリュームの牛肉を焼いている。匂いからして肉が上質なのがわかる。こんな煙なら村じゅうに撒き散らしても文句いわれないわけだ。

イノシシのラグーの手打ちパッパルデレも、ウサギのタリアテッレも、素朴ながら手の込んだ味わい。
5センチはあったかと思われるダイナミックな骨付き牛肉も、中は真っ赤なのにほわほわ柔らかく、脂っぽさが微塵もない。牛肉の真髄をこうして味わってしまうと、東京で焼肉屋に行くことなどもう二度とないのではないかと思う。
最後の手作りドルチェまで美味なり。

最後の客になってしまったが、肉の炭火焼から料理の全てを仕切るマンマと、サーブを担当する息子と、長々と話し込む。
いつもは夜しか営業してないがたまたま常連のグループから頼まれて営業することになったとか。
本来は、実は予約を取るのも難しい店みたいで、つくづくラッキーだったというわけだ。よかったー、あきらめないで。

さて、そんな肉尽くしの胃袋を気遣ってくれたクラウディア。
夜のメニューは一転して野菜尽くしだ。
マリオの畑で採れる野菜だけで事足りるフルコースが堪能できるのも、この家に居候してる醍醐味。

ラディッキオロッソのリゾットに始まり、茄子とトマトと香草の重ね焼き、新鮮チーズの盛り合わせ、メロンやサラミなどなど…
今夜は軽め、のはずだったのに
「リッツ、あなたは二人分食べなくちゃダメよ」
そう言われて頑張って4切れめを食べると
「もうひとつ食べなさい
。2、4は数が悪いから5つ食べなくちゃダメ」
とかなんとか言われながら、食べさせられる羽目に陥っている。
イタリアの母、ああ、おそろしや。

明日に備えて冷蔵庫にはマリオがしとめたイノシシが、調理されるのを待っているし、
あさっては魚づくしにしようとクラウディアが張り切っている。



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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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