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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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イタリア携帯通信(5) ウンブリアの山奥へ


ロレッラの言葉に甘え、昼ご飯をのんびりご馳走になってから出発。次なる目的地は、ウンブリア州の北部の山奥にあるアグリトゥーリズモ。
40代の中年男3兄弟が、年老いた両親とともに営んでいる小さな宿。自分たちの畑で採れた野菜に、自家飼育の鴨やウサギを使った正真正銘の田舎料理に完全に魅力されて、もう4回も厨房に上がり込みに訪れている。

2年前に最後にここに来た際は、末弟がついに3兄弟の中で初の結婚を果たしたことに驚いたが、今回はなんと子供が生まれていた。しかも一家で初めての女児だ。
「2年前にリッツたちが来てる時に作った子供なんだよ、ハッハッハ」と、またもや笑わせてばかりいるが、計算的にはまさにその通りかも…

近くの街に済む、東京在住イタリア人マッテオのマンマが私たちを訪ねてきてくれたりして、今日は夕飯の支度を手伝えなかったけど、
「明日とあさっての献立、明日の朝にゆっくり相談しよう!さて、リツコがまだ知らない料理はあるかな」
長男で、この宿の料理を母親とともに仕切る50才目前のパオロが、いつもと変わらない優しい瞳で語りかけてくれる。

夏休みまっさかりのハイシーズンに来たのは実は初めて。
日の長い夏のイタリア、テラスに場所を変えたこの宿名物の長い長いテーブルで、大勢の常連客たちとともにパオロの山の料理を囲む。
遠くの山並みに日がゆっくりと沈むのを見ながら食べる、ガチョウのラグーの手打ちパスタに、ウサギとサルシッチャの煮込み…相変わらず旨い。

部屋の掃除も行き届いてないし、タオルも毎日変えてくれるわけでもないけれど、
人里離れたディープな宿で食べるディープな料理は、私たちにとっては極上の休日。

部屋に戻る頃には足元もまるで見えないほどまっくら。
見上げると、地平線から地平線まで星で埋めつくされている。
雲が出てるのによく見えるもんだ…とおもいきや、これ、星雲だよ、と夫。

すごい。
美しさを通り越し、なんだか宇宙の中に放り出されみたいでこわいくらいだ。


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コメント

イタリア上陸後は全てが順調!のようで何よりです。
私達も先週半ばにこちらに戻りました。日本滞在中にもこちらに一度コメントを残したのですがちゃんと送信できていたかどうか…。
私の予定がギリギリまで決まらず結局東京でお会いすることができず残念でした。
これから北上してこられるようでもし日が会えば是非お昼をご一緒にと思っているのですが、ウンブリアに移動されたということはこのまま海に抜けられるのでしょうか。
それにしてもritzさんのバイタリティには毎回驚かされます。
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Profilo

ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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