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海の日の散財。

この3連休の初日、愚息のピアノ発表会で久々に一眼デジカメ登場。
一眼レフデジカメとコンパクトデジカメを併用することで、イタリア行きを始め、日ごろのカメラ生活を謳歌していたのだが、2年前に買い替えたRICHOのGRデジタルがあまりにも使い勝手がよろしすぎて、最近はもっぱら、GRをえこひいきばかりしていたのだ。

カメラもそんな人の気持ちがわかるのだろうか。臍を曲げたか、舞台裏で順番待ちをする息子に向けてシャッターを下ろそうとしたら、お、おりない…。
液晶には「原因不明のトラブルが発生しました…うんぬん」の警告メッセージが。
その後、電池を一度はずして再び入れ直したら、なんとか素直に動きだしたが、ううむ、イタリア行きも1週間後に迫っているし、現地に行ってる間に本格的に故障したらどうしようと気になって仕方がない。

発表会が終わって外に出ると、会場の裏手にはヨドバシカメラ新宿本店。まだ店も開いている。せっかくなので店員さんに相談してみると、
「おそらくただの接触不良とは思いますが、ご心配でしたら、一度、そこのエルタワーにニコンのサービスセンターがありますから、持ち込めばその場で点検してくれますよ」

そこで翌日、再び新宿に舞い戻り、サービスセンターに持ち込んでみる。
点検が終わるまで30分。一度外に出てお茶でも…と思っていたのだが、ショールームを見ていると、ううむ、ラインナップはガラリと変わっている。このD40Xを購入してからたった3年なのに、いや、デジカメの世界では、もはや3年というべきであろうことを思い知らされる。
ついでにNikonのお兄さんに話なぞ聞いてみる。D40Xがとっくに生産終了なのは知っていたが、その後継種でさえも、単純に画素数だけでは比べられない画質と技術が格段に向上しているのを思い知らされる。

さて、30分待って点検の結果は…
「コンピュータですべて点検しましたが、問題はまったくなかったので、おそらく接触が悪かったとか、そういったものではないかと」
そうか、問題はなかったのか。ガックリ。

ん?なぜ私はここでガックリと肩を落とすのだ!?なぜだ??
…そう、それは、心のどこかで「これは故障ですので10日ほどお預かりすることになります。残念ですが海外に出発されるまでに間に合いません」と言われることを、私は期待していたのだ。
しかしなぜ、そんな期待を??
…そう、私は、この30分の間で、完全に新しいカメラが欲しくなっていたのだ。

ううむ、欲しい。ああん、欲しい。新しい一眼で旅に出たら、さぞイタリアも充実を増すだろうな。
車に乗っていても、道を歩いていても、インド料理屋に入ってカレーを待っている間も、一人ブツブツ…。
そんな母の状況を察した息子の「ねえ、新しい一眼にするの?じゃ、今までのやつ、Mにちょうだいよ!」なんて一言が余計に背中をぐいぐい押してくるではないか。

さて、これはもう、私の性格以外のなにものでもない。
悩んでいる苦しみをずっと味わうくらいなら、とっとと腹を決めてラクになる方がどれだけ健康のためになるか知れない。そのための散財は、医者に金を払うのに等しい。

というわけで、翌日、なんと3連休3日連続となる新宿への足取りも軽く、またもやヨドバシカメラへ赴き、ついに買ってしまったのだ!
今のものよりも、ちょっと上位機種を選んで「D60」。これとて、発売して2年近く経つわけで、もうすぐ後継種が出るとの噂も多いが、これ以上画素数が増える必要性もないし、中身的には完全に飽和状態と読んだ。
RICHOのGRデジタルは、自分が購入した後に後継種が出ても、うらやましいとも、悔しいとも、まるで思わない。そんな満足度を、今回はNikonD60でも味わえるんじゃないかと、そんな直感が私を動かしたのだ。
…って、我が物欲行動を美化するのは、自分でいうのもお手の物だ。


さーて。
その晩、さっそくいろいろいじくって遊ぶ。といってもすっかり夜は更けているのでもっぱら狭くて汚い我が家の中を撮りまくっていただけなのだが…
オーマイゴーーーっ! マンマ・ミーーーア!! なんということだろう。
またしてもエラーメッセージが!
表示された「F--」を説明書で調べると「レンズを認識していない」とのこと。
そこでレンズをはずして、もう一度つけてみると、今回も何事もなかったかのように動き出した。

しかし、なんだか気味が悪い。
思い起こせば1年半前につかまされた不良携帯といい、今回のカメラといい、私はなぜ、こうも「新品」に「当たらない」のだろう…。
これが私が背負わされた運命というやつなのか…。

連休明けの翌朝、一番でNikonのサービスセンターに電話。
「あのぅ、一昨日、そちらで別のカメラを点検出してる間に、新しいの見てたらほしくなっちゃって、で、ついに新しいの買っちゃったってのに、いきなりエラーなんですけど…」
とすっかりしみついたクレーム体質を、必至でこらえながら説明。
「確かに、そうした症状は何件が把握してるのですが、新品のカメラでは珍しいことかと…一度販売店にご相談してみたらいかがでしょうか」
と丁寧な口調の対応。なんとか怒りは爆発しないで済む。

そこで今度はヨドバシへ電話。昨日担当してくれた、とってもフレンドリーなお兄さん、(液晶に貼るシート付けから、日付設定まで、何から何までやってくれた上に、2000円おまけしたくれた)が電話に出てきてくれて
「なるほど、そうでしたか。じゃ、新しいのに交換しましょうか」
う、うれしい…。某携帯会社と比べれば、この対応の違いはまるで天国と地獄。これこそ、顧客主義の鏡というものだ。

そして私は、昼に会社を抜け出し今日も新宿へ。4日連続の新宿だ。
新しいカメラをすでに用意して待っていてくれたお兄さん。
そういえば、昨日、店頭で開封して、張り付けまでしてくれた、1枚1100円の液晶シートはどうなるんだろう。
「うーむ、一度はがして、使いまわせないこともないんですが…。ま、いいっすよ、また新しいのお貼りします!」
うわあ。なんて優しいの!ヨドバシカメラ、ばんざーい。

いろいろあったけど、終わりよければ、すべてよしとはこのこと。
一か月前から続いた一連の負のスパイラル、イタリア直前で、ようやく長くて暗いトンネルの先に、希望の光が見えて来たような、うん、そんな気がしてきたぞ。
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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