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初舞台

2010_4_23

「あの矢沢栄吉だって、武道館のステージに立つまでに何年もかかったのよ!」
合唱団の同級生、O君のお母さんも、いかに武道館がすごいところかをO君に力説している。
そう、私だって、武道館といえば「ボン・ジョビ」と「プリンス」だ。(年がバレる…)

そんな武道館の舞台で、なんと息子たちが一曲歌うという。
東京FMが主催する、「アースデー・コンサート」なる地球環境保全を訴えるイベントコンサートに、息子の所属する少年合唱団が急遽駆り出されることになった次第。
スカパラ、山崎まさよし、AKB48などとともに出演する「Amin」さんと一緒に歌う役目を合唱団が任命された。
え?あみん…って、「待つわ」の?(また年がバレる)
うんにゃ、最近話題の中国人のシンガーソングライターらしい。

こういう「外部出演」の機会は2年生以上から与えられる。なので、息子を含む今年の2年生は最速で外部出演の機会を得たラッキーな団員ということになる。しかも、その舞台があの武道館だなんて、貴重な経験だ。

昨日までの春らんまんの陽気が嘘のような、横なぐりの冷たい雨。
そんな中、会社から一度帰宅して息子をピックアップし、団員の集合場所へ息子を“搬入”し、また会社に戻って一仕事してから、夜は再び武道館へ…と、こちらもヘトヘト。しかし、息子の初舞台とあっては、文句も言ってられまい。ステージママってやつは、こうしてどんどんエスカレートしていくんだろうか、なあんて畏れながら想像しちゃったりするバカ母である。

スカパラ、山崎まさよしと歌い終わり、いよいよ次はAminさんの出番。
と知っているのは団員の母だから。しかし場内のお客さんには順番は知らされていない。
アーチストとアーチストの合間には、舞台両脇の大画面モニターから、本イベントに対する各国駐日大使からのお祝いのメッセージなど。ひとしきり映されたあと場内がスーッ暗くなり、さあ、いよいよ次は…!
暗闇のステージに、三十余人の少年たちがまっすぐ前を向いて二列を成しながらスタスタと舞台に登場。するとその瞬間に、場内が、うわーっと湧く。

な、なんで?なんで合唱団で、湧くワケ??
…どうやら、AKBと間違えられたらしい。ぷっ。AKBが半ズボンの中にポロシャツ入れて出てくるわけないじゃんね。笑える。

さてさて、Aminさんと歌うのは「海を超えるバトン」。上海万博の応援ソングらしい。
家で、親にはさっぱり(きっと本人も)意味のわからない中国語で鼻歌を歌っていたけれど、なるほど、この歌だったのね。

団員関係者の席は2階席のかなり上のほう。
一番チビの息子は、前列の左端にいることだけはなんとか認識できたが、子供たちの表情までわかるはずもない。
頼みは大画面モニター。カメラも気を利かせてくれたか、パーンして子供たちのアップをなめるように追いはじめた。それぞれの子供たちがうつるたびに、盛り上げる親御さんたち。さ、いよいよこのカメラが左端まで映してくれれば次はうちの愚息…ってところで、あ、またAminさんにパーンしちゃったよ。
一番チビというのは、いつもこういう宿命にあるのだ。とほほ。

無事に曲も終わり、Aminさんが合唱団を称えてくれつつ舞台を後に…とその時、なんと一番左端にいた愚息の手をとって、下手に消えて行ったではないか。
一番チビにも、たまにはいいことがあるものだ。

演奏が終わり、最後は楽屋口で子供たちをお迎え。
「Mくん、すごいじゃなーい!Aminさんと手つないでー」とお母さんがたに声をかけられるも、
「直前のリハーサルで急に決まったんだよ」と息子。
なんだ、仕込みだったのね。

なにはともあれ、何千人という人を前にして、舞台で歌うなど、長い人生の中でそうそうある経験ではないだろう。
しかし本人は特に緊張した様子もなく、いつもと違う場所に来て、舞台裏でお弁当まで出たうえに、かっこいいミュージシャンがシャウトしてる様を目の当たりにできたのが、ただただ嬉しかったとかで、なんだか遠足にでも行って来た子供みたいにあっけらかんとしている。
帰りのタクシーの中では
「ねえママ。Mもギター習おうかな。そしたらさ、自分で弾きながら歌うのできるよね。スカパラとか山崎まさよしみたいにさ。あとほら、こないだテレビに出てた“かやまゆうぞう”って人もかっこよかったしな~」

じゃ、次に武道館に立つ日は、今度はソロですかね。Mさん。
ステージママになるつもりは毛頭ないけれど、息子の無邪気な夢がいつの日か現実になることを微力ながら祈ってやろうかね。
しかし、山崎まさよしと加山雄三ではだいぶテイストが異なるが…。

http://amin.eplus2.jp/article/147557062.html
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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