FC2ブログ

イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

3

「料理教室」初め

2010_1_8
2010年最初の料理教室は、三が日も明けて間もない平日。まだ正月気分が抜けない会社の頃合を見計らって代休を取って開催した。
というのも、当ブログを長年読んでくださっては、子育てに関する温かいお励ましのコメントや、自分たちでさえ忘れてしまう結婚記念日には必ずお祝いのコメントを寄せてくださる秋田県在住のF子さんからのリクエスト。F子さん、実は東京のご出身で、ご実家に帰省がてらOL時代のお仲間を集めるので料理教室を開催して欲しいという、なんとも有難いお話を頂戴したからだ。

もちろんお目にかかったことはないけれど、ご実家が同じ東急線沿線だったり、20数年前に東京でお勤めだった会社は、私がかつて担当していたクライアントだったりと、話すほどにいろんな共通項が。
「きっと、リッツ料理教室の生徒さんの平均年齢を、私たちが一気にあげてしまいますよ」
とおっしゃっていたけれど、F子さんご自身は秋田にお嫁入りして二十数年、お嬢さまが今年東京の名門大学に入学なさったくらいなので、きっと40代後半~50代前半とご想像する。当方の料理教室には60代の方も多数いらっしゃるくらいなので、平均年齢が一気にあがるなんて、と-んでもないと思っていたのだが…

さて当日。F子さんがお連れになったOL時代のお仲間は、F子さんの先輩ばかりの4人。一番上の方は、なんと73歳という、うちの母ともそう変わらない、人生のベテランのような面々であった。このような、人としても女性としても大先輩であるみなさんに、私ごときの者が料理を教えるなんて…とお会いして早々、恐縮してしまう。

ところが、初めてご対面を果たしたこの皆さま、F子さんはもちろんのこと、お一人お一人が、とーっても個性的で、ズバリと切り捨てるように面白い一頃を言うオバサマもいらっしゃれば、穏やかなのに知性が滲み出ているオバサマもいらっしゃる。こんな私がいうのも僭越だけど、自分との年齢差を思わず忘れてタメ語になってしまうほど。
「坂の上の雲って、なんでいつの間にか終わっちゃって龍馬伝なわけ?」「だから、それはこれから3年間、毎年大河ドラマは11月一杯で終了して、12月のその枠で3年がかりで坂の上の雲をやるわけですよ」みたいな、うちの母に何度も説明したのと同じような話もすれば、逆に「アバクロ、もういらした?」なんて聞かれてしまったりして、話題に尽きることがない。
これまた僭越を承知で申し上げてしまうと、こんなに世代もバラバラなのに、不思議と価値観に全くズレがなく、1を申し上げただけで10を感じ取ってくれるような方々ばかり。

F子さんのように、20代で会社を辞められた方も、定年までその会社をお勤め上げた先輩も、世代を超えて、そしてこうして住んでいるところ自体も450kmもの距離を超えて、数十年にわたるお付き合いが続いているのも、つくづく納得できる。
これもひとえに、F子さんの明るくて優しくて誰からも愛されるお人柄ゆえなのかもしれない。
どんなに遠く離れていても、いちばん近くで手を取り合っていける。長い人生を通じて信頼しあい、助け合っていける。私もそんな風な仲間を築き上げていかなくてはと、そういう人格を目指さねばと、料理をお教えするはずが、私自身、いろいろなことを教えていただいた一日となった。

数百キロも離れた土地で拙著を手にとって下さった方、あるいはブログを読んでくださっている方、会ったこともない方々がこんな風に料理教室に足を運んで来て下さる。
ある意味、もしかしたらバーチャルソサイアティのひとつの「オフ会」みたいなものかもしれないけれど、それがどこかの居酒屋やレストランではなく、自分の家で、曲がりなりにも自分がイタリアの片田舎を10年間歩き回り習ってきたマンマの味を実際におすそ分けしながら、こうしてご対面がかなうというのはなんともいえない喜びがある。

一年の計は元旦にあり、というけれど、まさに今年の指針を私自身に暗示してくれたような、そんな料理教室となった。
F子さん、そしてお仲間のKさん、Mさん、Aさん、本当にありがとうございました。
また次回、F子さんが帰省した際に合わせての料理教室の開催、しかと承りました。
スポンサーサイト



コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

お礼

ritzさん♪

お世話になりました~
そして、こんなに素敵にブログに載せて下さり感激です。
ちょっと良く書きすぎ!?
ritzさんのお人柄に美しさに4人ともメロメロでしたよ~
そして、M君の可愛らしさに、とろけた私たち。
そしてそして、こんなにやっぱりご縁があったなんて!
赤い糸で結ばれていましたね・・・笑
是非これからもよろしくお願いします。
もっともっとゆっくり習いたいし語りたいと思いました。
今週のお客様で、いよいよお披露目します。ドキドキ!
また報告しますね。

温泉のM君、カッコイイ!
いつか、秋田の温泉にも来てね!

F子さま(=stellaママさま)
こちらこそ、先日は楽しいひと時をありがとうございました。
今週のお客様で、お教えしたお料理が好評であることを祈るばかり…(笑)
本当に、またお目にかかることを楽しみにしております。
私もいまや、F子さんのお里帰りを首を長くして待っている東京人のひとり。
秋田の温泉もぜひ、攻めてみたいです~!
非公開コメント

Profilo

ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

Calendario

08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索