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イタリア携帯通信⑤「ピエモンテの実家に到着」

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notizia da italia sul cellulare⑤
相変わらずピヌッチャの作る朝食はすごい。
朝は甘いブリオッシュとカプチーノで済ますのが常のイタリアで、南から北まで探してもこんな宿はここしかないと思う。レストランでも珍重されるズッキーニの花のフライ、ヘーゼルナッツのタルト、トマトとチーズのサラダ、洋梨のブルーチーズ沿え、生ハムとメロン、フルーツポンチなど、自家畑で採れたものがテーブルに並ぶ。

シチリアから飛行機で一気に北イタリアのトリノへ。そこから車で約一時間。赤ワインとヘーゼルナッツと白トリュフで有名な街、アルバ近郊の村のアグリツーリズモにやってきた。
9年前、私がこの近くのリストランテで働いていたときに居候していたのがこの宿。
昼から深夜まで、レストランの厨房で立ち尽くすことになる私は、ピヌッチャのこの朝食のおかげで毎日エネルギーをチャージしてもらっていたようなものだ。

息子が生まれてからもちょくちょく足を運んでいたら、彼にとってもすっかり居心地のいい場所になってしまったらしい。
前半の旅の疲れを癒すために寄ったのだが、このままずっとここにいたいと言い出す始末。
私にとってはさながら実家、息子にとってはジージとバーバの家といったところだろうか。

…確かに、ここからまた移動するのが億劫になってしまうほど、だらだらと三食昼寝つきの生活。お盆休みみたいでなんともいえず、幸せ至極だ。
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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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