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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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「カルネバーレ!」 イタリア携帯通信

notizia da italia sul cellulare(9)

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この時期のイタリアはカルネバーレで盛り上がる。今日はいわゆる謝肉祭の木曜日。ヴェネツィアの仮面それが最も有名だけど、各地方、各町にそれぞれ伝統的なシンボルがあり、モデナは豊作を意味する農家のサンドローネとその家族。役柄にふんした道化師が馬車に乗り、大行列がクライマックスの広場めざして町中を練り歩く。
大人も子供も仮装して広場に集う。いわば、紙吹雪と紙テープ撒きの本番だ。

モデナでエリザベッタといえばもうひとり。十年前、このまちの主婦が集う料理学校で一緒だった私より七歳年上のキャリアウーマン。今日は仕事を早めに切り上げて、私と息子をカルニバーレに連れていってくれた。
四十七歳。彼はいるけど独身。でも甥姪を溺愛している子供好きで、こうして毎回、うちのMの成長を見届けてくれる。

子供心を私より理解していて、今日もMにライオンのマスクと紙吹雪、紙テープをばっちり用意してくれていた。
人混みでサンドローネが見えなくなると、その大柄な体格でがしっとMを抱え上げる。
Mはとにかく大興奮で、結局紙吹雪を三袋もエリザベッタが買い足してくれた。
町はどこもかしこも紙吹雪で埋め尽くされ、まるで雪のようだ。

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さて、料理の方は、今日は昼も夜もミレーナの手料理を習う。
昼は後味軽快なさっぱりラグーに豚薄切り肉のカツレツ。夜はこの地方の名物揚げパン、ニョッコフリットなどなど。
どれもこれも、男四人兄弟を女手ひとつで育て上げた彼女ならではの、時間をかけない、でも手抜きではなく要領よく味を引き出す工夫にあふれている。
十年前の私は、早朝から深夜まで、パン屋にリストランテに料理学校にととびまわり、実はこんな身近に、モデナ料理の生き字引がいたことに気づけなかった。あの頃の自分を改めて恥ずかしく思うと同時に、ミレーナにいつまでも元気に台所に立って欲しいと心底願わずにいられない。

夜はニョッコフリットと聞いて次男のルカが、長男パオロも中学生の娘を連れてやってきた。
成人した男子でもこうして実家に戻ってくる、その求心力はやっぱりマンマの料理なんだわ!とおもいを新たにする晩でもあった。
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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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