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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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今年最初のcorso di cucina

09_1_25antipasito
 今年最初の料理教室は、いつものイタリア仲間とテーブルを囲む。教室というより、まあ、新年会みたいなものだろうか。
 「新レシピじゃなくってもいいよお」
 そんな仲間の言葉につい甘えてしまい、今日のアンティパストに関しては参加者のほとんどが過去に習ったことのあるレシピ。しかし、誰もそれに気づかない。

 縦長のスフレ容器を満たしているのは、蕪と下仁田ネギで作ったポタージュ「クレマ・ディ・ラーパ」。でもポタージュの下には、実はブロッコリのフラン「フラン・ディ・ブロッコリ」が眠っている。
 ブロッコリのフラン、まあフランといっても名ばかりで、実際はただのムースのような、もっと平たく言えば茶碗蒸しみたいなもの。ピエモンテ州では季節ごとにいろんな野菜のフランが前菜としてよく登場する。スフレ容器にたねを流し込んでオーブンで焼いた後、皿の上にひっくり返し、ピエモンテ州ならではのフォンティーナやラスケラなどの特産チーズを溶かしたものを美しいソースのように添えて供されることが多く、味も見栄えもぐっとエレガンテになる。
 しかし、困ったことに日本では簡単にこうしたチーズが手に入らない。仕方なく過去の料理教室ではオランダやスイスのチーズなどで代用して、フランに添えたりしたけれど、チーズがトローリしすぎてせっかくのフランの味が台無しになってしまってよろしくない。
 どうしたものかと考えた末に、ふっと思い立ったのが、蕪のポタージュとのマリアージュ。スフレ容器で焼いたあと、皿にすらひっくり返さずに、上からポタージュを流し込むだけだから簡単だ。
 味と見栄えにアクセントをつけるべく、色とりどりの粒コショウを軽く潰してトッピング。ついでにパルミジャーノもうすーく切って、添えてみると、おっほっほ、なんだかちょっと、いい感じに大変身じゃな~い?

 「すごーい、きれーい」「おいしー。これ何て料理?どこの料理??」
 みなさん、見事に騙されている。
 ネタをばらすと
 「えー、そうなんだ。いかに今まで復習したことがないかってことね、反省反省」
 とおっしゃるものの、思い起こせば、蕪とポタージュをお教えしたときも、ブロッコリのフランをお教えしたときも、ここまでのお誉めのコトバは頂けなかったことを考えると、反省しなくてはいけないのは、私の方ではないだろうか…。


    ~今日のメニュー~
Antipasti: ブロッコリのフラン、蕪のポタージュ仕立て / クロスティーニ数種
Primo: 小エビと野菜のリゾット
Secondo:豚肉のピエモンテ風煮込み
Dolce:チョコレートのスフレ 生クリーム添え

 ちなみに、今日の料理教室は、バレンタイン間近の今の時期にふさわしい飛び入りゲストも登場。というか、無理やり呼んだ、イタリア男Luca。
 Y子さんが十数年前、まだ本気でイタリアにはまってなかった頃の、あやしいカルチャースクールのイタリア語教師だったLucaは、今や大企業のエリート研究員。
 イタリア人、なのに天才Lucaの実家がモデナにあり、今回、女3人+幼児一人で、このLucaの実家に一日押しかけることになったので、その話もあって今回はLucaにもご登場いただいた。
09_1_25conluca

 はっ、いけない、イタリアに行くのがバレバレではないか。まだ会社にもちゃんと言ってないんだけど……。
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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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