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イタ馬鹿日誌

昼は会社員、夜は母、週末は自宅で料理教室。ristorante-ritz.comのイタリア馬鹿な日々。

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イルミネーション母子撮影会

 12_19caretta
 会社のある汐留界隈ほど、人工的で殺伐としたところはないと常日頃思っているのだが、毎年クリスマスの時期だけは、ちょっと違う。
 カレッタ汐留、汐留シティセンター、日テレタワーの各ビル前の広場で繰り広げられるイルミネーションが、この殺風景なビル群に期間限定で灯火を与えてくれるのだ。
 もちろん、ひところの表参道や神戸のルミナリエに比べれば陳腐なものだけど、ひとつの区域にいながらにして違った趣が楽しめるのも悪くない。
 とはいえ勤務時間が終了しても、ビルの隙間を吹きすさぶ寒風と、どこぞから繰り出してくるカップルの波にひとり逆らいながら足早に保育園へと向かう身に、心からイルミネーションを鑑賞する気分なんて、かなしいかなあろうはずもない。
 そこでふと、息子を連れてきてみような、と思い立つ。
 折りしも週の最後の金曜日、午後にぽっかりと時間が空いたので、さっそく会社を早引けして保育園にピックアップしに行き、そうしてまた汐留に引き返してきた。
 こんなときはもちろん、彼の「マイ・デジカメ」も忘れずに持たせてやる。

 さて、まずは、汐留シティセンター裏から。ここには日本初の鉄道開業駅である「旧汐留停車場」の駅舎とホームが再現されていることもあり、毎年SLを模した素朴なイルミネーションが飾られる。
12_19SL
 大好きなSLの形とあり、息子の撮影にも熱が入る。
 「ね、ね、ちょっと危ないからボクの背中おさえててくれない?ママ、お願い」
 とかなんとか言って階段によじ登って撮ってみたり、
 「ああん、もーっ。手ブレして上手に撮れないようう。よし、こうしよう」
 とかなんとか言って木によりかかって撮ったりしているが…、一向にブレブレ写真のままである。

 シティセンターのビルの横を抜ける階段を下りていくと、さらに灯台のあかりのように、ぐるぐると広場をかけめぐるSLシルエットの明かりが私たちを背後から照らす。
 いつも一人で通るときは、小恥ずかしさも手伝って、鬱陶しく思ってしまう演出も、こうして息子二人と思いっきり主役になってみると、なかなか幻想的ではないか。
12_19SL_2

 さて、そしていよいよ、カレッタ汐留のイルミネーションへ。
 冒頭の写真がそれだが、東儀秀樹の演奏はともかくとして、青い世界の中に突然雪を模したシャボン玉が飛んできたりして、体験型イルミネーションとでもいうのだろうか、
 子供は大喜びだ。

 そして最後は日テレの白いツリー。
12_19nittere

 クリスマス前の最後の金曜日。巷は一年でもっとも忘年会が多いであろう今日という日に、もはやお声もかからない母とその息子が、ふたりだけでイルミネーションをハシゴ。でも不思議と寂しくないというか、いやいやむしろ、自分は世界一幸せで贅沢な時を過ごしている会社員のような気がしてきたぞ。(って、強がりか?)

 そんな私の心中をまるで察したかのように、フランチイと仕事中のユミキーナさんから電話が入る。
 これから汐留イタリア街のオフィスで打ち合わせがあるから、そしたら、今日も昨日に引き続き会えるかも!?とのこと。
 なんたる偶然。昨日の「女4姉妹」の宴もよかったけれど、実は、フランチイは嬉しいことに我が息子にぜひとも再会したかったと言ってくれていた。それが滞在最後の晩に、たった一目でもこうして果たせることになるのも、なんだか縁があるというものだ。

 そして私と息子は線路の反対側のイタリア街へ。
 生ハムとチーズのお店「フェッラリーニ」にて、息子はフランチイと再会を果たす。
12_19confrancy

 ユミキーナさんいわく、今回の出張はフランチイにとって相当ヘビーなことの連続で、息子はフランチイにとって唯一の癒しの存在だったのだとか。
 ありがたい話だ。こんな「猿」でも、人様のお役に立てるのかと思うと、母はそれだけでぐっと涙が出そうになるではないか。

 そんなこんなで、世間が忘年会で大騒ぎしている中、親子でしっぽりと、でも結局もりだくさんの金曜日。年末って、やっぱり楽しいなモードになってきたぞ。
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ritz

Author:ritz
イタリア家庭料理研究家
本業は広告代理店コピーライター
1999年以来、毎年有給休暇を使い果たす作戦でイタリアへ料理修行。年に1〜2回のペースで子連れでイタリアの農家やマンマの家々を転々としています。
HP→http://www.ristorante-ritz.com
Facebook"マンマの台所Ristorante Ritz"→https://www.facebook.com/ristoranteritz/

著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
U.M.A.O.オリーブオイル鑑定士
イタリア料理、子育てから、日本の旅、秘湯まで。

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