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細雪

2008_12_18
 細雪か。あるいは若草物語か。
 と言ったらブン殴られそうだけれど、気分はうら若き4姉妹。
 いずれにしても精神年齢は、本日の宴の主役であるイタリア人、フランチェスカ(以下フランチイ)といっしょの20代前半と言っても嘘にはならないだろう。
 というより精神年齢でいえば、もしかしたらフランチイが一番オトナだったりして。

 フランチイは先月来日したばかりだというのに、またもやタイトなスケジュールで来日。
 実家は、ウンブリア州北部の町、チッタ・ディ・カステッロでチェラミカ(陶器会社)を営んでいる。アメリカをはじめ最近では日本とも商談が多く、フランチイはこの年にして、社長である父の片腕としてこうして何度も日本に足を運んでいるのだ。
 その橋渡し的なお仕事をしているのが静岡女の通称ユミキーナさん。彼女の紹介で、私とM子さんもフランチイと知り合い、おまけに私もM子さんも、今年それぞれにイタリアに行った際にチッタ・ディ・カステッロまで押しかけてフランチイんちの会社見学。陶器の数々が並ぶショールームに案内されて「さあ、この中から好きなものをお土産に持っていってちょうだい」と、『目方でドン』状態でステキな食器をたくさん頂いてしまった。我が家に至っては、家族3人でお邪魔しながらフランチイのパパにゴハンまでご馳走になってしまったという図々しさ。
 以来、私もM子さんも、そのときのご恩がえしには程遠いながらも、フランチイが来日するたびに、こうして彼女を囲んで日本の食を囲んでいる。

 今日行ったお店は、品川駅港南口から徒歩5分、手打ち蕎麦とお魚がおいしい「松竹」http://gourmet.gyao.jp/ld_18108/
 ここは、M子さんの紹介で拙宅の料理教室にたびたび足を運んでくださっている3姉妹のご両親が営んでいるお店。
 あったかい肝っ玉お母さんと、寡黙に蕎麦をうち魚をさばくお父さんのお人柄が、そのままお料理に表れている、何から何まで心温まるおいしいお料理に癒される私たち。
 仕事関係の忘年会は疲れるけど、心開ける女同士で飲んだり食べたりしてすごす年の瀬は、やっぱり楽しいな。
 外遊びも、復活の予感。数ヶ月の禁欲生活は、こうしてまたたくまに解けていくのであった。
 

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ritz

広告代理店コピーライター
イタリア家庭料理研究家
HP→http://www.ristorante-ritz.com
著書に「トルテリーニが食べたくて」
日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
イタリア料理、子育てから、オペラ、日本の旅、秘湯まで。

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